敦煌莫高窟第57窟 南壁説法図 右脇侍(観音菩薩?)今日の授業は、初唐の代表的な第57窟についてだった。中でも南壁の説法図の右脇侍は現代でも染料が酸化せずに色が残っている。宝冠に化仏があるので観音菩薩とも解釈できるが、他にも説はあるようだ。横浜、8.9k
『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』アンドリュー・ウィルソン/訳:柿沼瑛子 その2
ネタバレします。 第1章「彷徨い続ける者」1921 以前 ハイスミスは「わたしは何者であり、なぜ存在するのでしょうか?」と問い続けた作家であり世界中を旅したくさんの人々と出会いながら孤独であり「わたしは永遠に探し続ける者だ」と記していたという。 13歳のハイスミスは南部連合軍のものである南北戦争時代の刀剣一対を13ドルで買った。 後年居を移すたびにこの由緒ある武器一式を部屋の一番人目につく場所に飾ったのである。 うわべこそヨーロッパ人のようだったが彼女の本質はまぎれもないテキサス人そのものだった、と語られる。 伝統的な南部料理トウモロコシのパン、スペアリブなどを好み晩年もっとも落ち着く衣服はリ…
大台ケ原観測所(大正13年1月〜昭和34年4月) 現在西大台 大教会 の一部が気象観測所 大台ケ原山をふくむ台高山脈系および山上ヶ岳から南下する大峰山脈系はいずれも南北に走っていて、縦断しているために両者の降雨機構は違っている。さらに西方和歌山県境にある荒神岳一帯は山塊をな...
『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』アンドリュー・ウィルソン/訳:柿沼瑛子 その1
書肆侃侃房 (2024/12/27) 単行本で7480円、kindleで7370円。とても手が出ず図書館で借りました。 第36章にプロローグ・エピローグ・あとがき付きの分厚い本です。期間は二週間。 ええい、一日3章ずつ読めばいいのではないかと適当な計算をして読み進めて行こうと思います。 初日の今夜はまずプロローグです。 ネタバレします。 表紙と冒頭の写真も少しずつ紹介してみましょうか。 まずは表紙。 昨今の紹介写真では晩年のちょっと強面なハイスミスになってしまいますが、これは何歳くらいでしょうか。かなりの美人ではないでしょうか。 昨日観た映画『キャロル』の若い娘テレーズに憧れられる美貌の人妻キ…
原作:パトリシア・ハイスミスの考察/『キャロル』トッド・ヘインズ
観た。 恋愛映画、どころか映画そのものにもしばらく離れていて昔観た映画くらいしか観れなくなっていたけど必死で観た。 よかった。 映画を観るには能力がいる。 観始め最初、いや途中までも観てこれはどうなんだろうかと思ったりもした。 つまりテレーズの彼氏やキャロルの夫があまりにも嫌味に描かれすぎてるのではないかとか。 テレーズとキャロルがあまりにも良すぎに描かれているのではないかとか、少し脳裏によぎったけど頑張って最後まで観てよかったと思う。 人間はもがき続けて生きるしかないのだと。 すべてうまく思い通りにはならなくてもその中でできる限りの努力を積み上げていくしかないのだと。 なぜか不甲斐なく泣いた…
気象観測網とその変遷 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
長期の戦争による国土の荒廃ははなはだしく、わずかの豪雨や強風によってさえも相当な気象災害を起し、気象予報の重要性が認識された。いたずらに手をこまねいて傍観している状態であった。昭和28年(1953年)ようやく国力の回復によって、気象業務の最大目標は災害防止ありと呼ばれるよう...
マンホール市川とても暑い日だったが、絵画教室の見学へ行く。それは市川駅のアイ・リンクタウン高層ビルの最上階にあるので、自転車で行くのが一番効率が良い。しかしむちゃくちゃ暑かった。市川駅、28.5km(Rw)、74.8kg、22.2%、4000歩、sw500m★★★
JUGEMテーマ:歴史 トランプ大統領のウクライナ停戦交渉に関して、ロシアに大甘な対応が目立つことを根拠に、トランプはロシアのスパイではないかと疑われている。日本では、戦前、戦後の動向から(日本人最初の)ソ連スパイでは
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