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詩集・歌集・句集 新着記事

1件〜50件

  • 寺山修司私論5田中勲

    寺山修司は他人からあれこれと批判されることが大嫌いなひとだったという。寺山修司は家族のことをよく書いている。寺山の父は警察官でアル中の対面恐怖症でどうしょうもない男だった。此も真実かどうかあいまいなのだが、「父は酔っては気持気が悪くなると、鉄道の線路まででかけていって嘔吐した。…私は車輪の下にへばりついて、遠い他国の町まではこばれていった「父の吐瀉物」を思い、なんだか胸が熱くなってくるのだった。」と書いている。このネット上の文章はまた「小学生担った頃、自分のへその緒をみせてもらった。貝殻のようなへその緒の入っている木の箱は、二月二十七日付けの朝日新聞につつまれていて、二・二六事件の記事のすぐその下には「誰でせう?」と大きな見出しの広告があり男装の麗人の写真が載っていた。二・二六事件の犯人は水の江滝子に間違いない...寺山修司私論5田中勲

    遙かなる透明という幻影の言語を尋ね彷徨う

    遙かなる透明という幻影の言語を尋ね彷徨う

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  • 中原中也/秋の詩名作コレクション22/(月の光は音もなし)

    (月の光は音もなし)月の光は音もなし、虫の鳴いてる草の上月の光は溜(たま)ります虫はなかなか鳴きまする月ははるかな空にいて見てはいますが聞こえない虫は下界のためになき、月は上界照らすなり、虫は草にて鳴きまする。やがて月にも聞えます、私は虫の紹介者月の世界の下僕(げぼく)です。(「新編中原中...

    チューヤ

    中原中也インナープラネット

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  • 中原中也/秋の詩名作コレクション21/秋の夜

    秋の夜夜霧(よぎり)が深く冬が来るとみえる。森が黒く空を恨(うら)む。外燈の下(もと)に来かかればなにか生活めいた思いをさせられ、暗闇にさしかかれば、死んだ娘達の歌声を聞く。夜霧が深く冬が来るとみえる。森が黒く空を恨む。深い草叢(くさむら)に虫が鳴いて、深い草叢を霧が包む。近くの原が疲れて眠...

    チューヤ

    中原中也インナープラネット

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  • 中原中也/秋の詩名作コレクション20/(秋の夜に)

    (秋の夜に)秋の夜に、僕は僕が破裂する夢を見て目が醒(さ)めた。人類の背後には、はや暗雲が密集している多くの人はまだそのことに気が付かぬ気が付いた所で、格別別様のことが出来だすわけではないのだが、気が付かれたら、諸君ももっと病的になられるであろう。デカダン、サンボリスム、キュビスム、未来派、...

    チューヤ

    中原中也インナープラネット

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