現在深刻な状態になっている、パレスチナ問題。 戦闘員でない無防備の一般市民が殺され、何としても早急に即時停戦が望まれています。 今回紹介する 『続 まんが パレスチナ問題』 は、今から10年弱近く前の新書ではあるのですが、現在のパレスチナ問題を理解するうえで、非常にわかりやすい本となっています。 正・続 まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書) 作者:山井教雄 講談社 Amazon 前作の『まんが パレスチナ問題』は2005年に発刊され、自分が中高生の時に読んで学習させてもらいました。 本書はそれと繋がる形で、今なお混迷を極めるパレスチナ問題に関して理解の一助になるものだと思われます。 ―ハ…
新年度です。朝から神社巡りをしてきました。毎月1日と15日に分けて計4つの神社へ参拝に行っていましたがいっぺんに行ってしまおうと思いまして。お天気は良く、桜もちらほら咲き始め、そよ風もふいて気持ちの良い時間を過ごせました。昨晩よみ終わったアーサー・クラークの『幼年期の終わり』という本。この著者は「2001年宇宙の旅」という映画の原作者、と言えばわかりやすいと思います。感想は重たかった・・・・後味が悪いというよりは、重い・・・・異星人に支配される未来と、その先にあるホモ・サピエンスの絶滅と共にある地球の破滅・・・・今の状況からして、ありえない事では無いと思えます。圧倒的なテクノロジーの前に抵抗する威力さえ湧かずひれ伏してしまう人類。アメリカのNASAでも、UFOの存在は認めましたしね。ただそれが異星人の乗り...アーサー・クラーク『幼年期の終わり』
吉野は日本のパワースポット 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記
吉野は日本のパワースポット 外部資料 外部資料 4月桜が満開となって山全体が桜色に染まる吉野に出かけられる人々が多いと思います。 その吉野は桜を愛でるだけではなく、古代から人々は祈りを捧げ 修行し パワーの凝縮を感じる地です。吉野は大和朝廷発祥の地、飛鳥から南に拡がる山間部...
ごぶさたしました。春になってまた読書を始めようと思い、ご案内します。トルストイをやったんなら、次はドスト氏だろうと、カラマーゾフに向かうことにしました。『カラマーゾフの兄弟』~その粗筋とつぶやき~4月10日からスタートします。よかったら覗いてみて下
いやあ楽しい地獄旅です。 ネタバレしますのでご注意を。 女との出会いは簡単にすまされてしまうが男との出会いは濃密に描かれる。 ヒロイン登場 なかなか見目麗しい。いや絶対女よりも丁寧に描いてるから。 驚いた表情の視線の先は・・・ しかし えーと、これは隠喩とみていいのかな。 ヒロインは兵馬を我が家に招き入れる。 ある意味寝室 ここで兵馬はヒロインの名が後藤又兵衛だと知る。 又兵衛は飲む前に周囲に落ち葉を撒く。怪しいものが近づいてもわかるというのだ。 こんなに接触する場面を描くのも珍しいかも 兵馬は野盗から又兵衛を討ちとれば仕官できるという企てで近づいたのだが又兵衛の人となりを知るに惚れ込み逆に又…
カールラー仏教石窟チャイティア窟(1世紀)3月22日から30日にかけて、インドのムンバイやオーランガーバード近郊の仏教石窟を見る旅に行ってきた。京都芸術大学の金子先生が引率する11名の旅行で、厳しい暑さの中で階段を上り下りして一種の巡礼の様相を
薬師寺 花会式結願 鬼の御馳走 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記
鬼追い式の 鬼の御馳走 花会式の結願では「鬼追い式」が行われる。夜の8時ごろに境内の灯りが消され、鐘や太鼓、法螺貝などの音とともに、松明を振り回して鬼が金堂の周りを大声で叫びながら暴れ回り、最後に毘沙門天が鉾を持って現れ、鬼どもを退散させる。 外部資料 鬼追い式に入る前に、...
おもしろくて一気に読んでしまいました。 ネタバレしますのでご注意を。 冒頭、気ままに一人旅をする兵馬が旅の坊さんといういで立ちの数人から襲われ激しい戦いとなる。 これは常々思っている横山光輝氏の「白土三平リスペクト」というのか「白土三平凄いけど俺ならこう描く」という意識を感じてしまう。 上の画像を見ても兵馬が少しおかしな短いスカートになってるのもミニスカートカムイを意識してではないだろうか。さすがにこの年齢でミニスカートはやばかったのだろう。 しかも本編に入るとしっかりズボン姿になってる。 こ、こっちが落ち着くよ どうやら兵馬も抜け忍であるらしい。 追っ手との戦いで負傷した兵馬は岩にもたれ座り…
薬師寺花会式 香りの文化 伽羅香木 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記
伽羅香木 香は 香料は奈良時代に仏教と共にその儀礼の用具として伝来した。 以降平安時代には貴族社会で発展し、中世以降は南蛮渡来の希少な沈水香木として愛好されるようになった。藥師寺は香の伝統文化を護持してきた。 伽羅香木 高さ68㎝ 幅32㎝ 重さ7.5㎏ 香木はベトナム ...
20世紀の混沌を縦横無尽に漕ぎ渡り、人間と社会をめぐって、深い洞察の言葉を紡ぎつづけた安部公房。 その作品世界は、悪夢のようでありながら笑いに満ち、悲惨でありながら生のエネルギーに溢れています。(芸術新潮2024年3月号参照) 2024年の今年は、安部公房氏の生誕100年という年。 中高時代に初めて出逢い、衝撃を受けてから、改めて社会人になってから、様々な作品を読もうと思って手に取りました。 最初はとっつきにくく、話の展開が非常に特徴的で難解な部分もあるのですが、なぜかそれが病みつきになるというのが、安部公房氏作品の魅力なところ。 今回紹介する短編集、 『無関係な死/時の崖』 には、 〈人魚伝…
やっぱりダメ黙っていられない。キッシーと太郎を引きずりおろし、WHOから脱退しないとこの国は滅びます・・・・7回うった人たちへ・・・・
はい。最終巻です。全巻15巻ですが最終巻は5巻です。 「影丸旅日記の巻」 ネタバレしますのでご注意を。 この巻で終わりと思うと感慨ひとしおです。 何度読もうと思っても読み難かった本作の理由はこの秋田サンデーコミックス版が掲載順が違うのだと教わり正しい読み順を示していただいたらするすると読み進めていけたのはなんともありがたくも不思議でした。 そ、そんなにやっぱり読み順は大切なのね。読み切り短編形式とはいえ作者もやはり説明をしなくなっていくものなのでしょう。 それでもどこか本作の重要性と作者横山光輝氏の偉業をどこか解らずにいたのですが前回読んで言葉にはしにくいのですが白土三平忍者ものとは違う意義に…
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