原作:パトリシア・ハイスミスの考察/『太陽がいっぱい』ルネ・クレマン
こちらも何度か観ているはずなのですが、今回パトリシア・ハイスミス考察ということで久しぶりに再鑑賞して映画作りのあまりの違いにあっけに取られているところです。 ネタバレします。 フランス映画、だからなのか、時代のせいなのか、ルネ・クレマン監督作品だからなのか、映画『リプリー』と原作小説との違いが物凄い。 これは「いけない」と言っているのではなくむしろ原作と映画とはこうあるべきではないかと感心したのだった。 現在特にマンガ原作の場合「原作とは違う」という煩い批判が巻き起こるがこのくらいはっきりと違っていいのではないだろうか。 原作を読んで生まれたイメージを映像化するのが映画なのだと改めて感じさせて…