世界名探偵苦心録:安東鶴城 1913年(大2)フース・フー・イン・ジャパン社刊。 20世紀初頭における米英を中心とした警察機関で活躍した実在の名探偵たちの事例集。底本としては当時の「ポリス・ストーリーズ」などとして発行されていた実話雑誌の記事から収集したように思われる。事件捜査の経過を手際よくまとめているが、よくイラストで見るような尾頭付きの魚の骨を連想した。つまり肉付けがない事件の骨子でしかなく、推理小説との大きな差異を実感した。小説ならば事実の羅列ではない何か、物語としてのふくらみ、紆余曲折、あるいは人間ドラマが盛り込まれている。実例集としては興味深かったが、新聞や週刊誌の記事のような感触…
吉江喬松(たかまつ)。 早稲田大学に教鞭を執る仁である。 留学から帰ったばかりのこの人が、面白いことを言っていた。大正九年の秋に於いての御講義だ。 (Wikipediaより、昭和初頭の早稲田大学) テーマはズバリ、「フランスの人口政策について」。 その身を以って実際に見聞した四方山(よもやま)を論じてくれた次第(ワケ)だった。 「フランスの人口問題は漸く解決され掛って居ます。一時死亡率が出産率を越えましたが今は反対になりました。之は国民的な自覚と一方には政府の政策が行はれたので、即ち今年五月頃から三十歳以上の男子の独身者に独身税を課すると同時に、三人以上の子を持つ夫婦は多人数の家族として保護を…
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シドニーで日本の伝統工芸「てまり」を製作されている てまり職人・ちひろさんの 美しいてまりコレクションが 期間限定でほんだらけでお買い上げいただけることになりした! 美しく繊細な伝統工芸品「てまり」。 お祝いのプレゼントや、母の日のギフトにも最適です。 心に残る、そして末永く感動...
大正三年十一月十六日に認可の下りた特許二六八四九號、『四季常用魚類乾燥装置』の明細書を紐解くと、一目で面白い事実に気付く。 発明者の名が、日本人のそれ(・・)でない。 ゲオルギー・イワノヴィッチ・ソコロフ。 帝政ロシアの民である。 (樺太にて、鰊の「棚掛け」、乾燥過程) バーチャスミッション、スネークイーター作戦等々、『MGS』を知る者ならば、一種特殊な反応を示しそうな名であった。 生まれはオデッサ、黒海に面した、例の街。 「例の街」で十分罷り通るほど、ここ数年で急速に、一般的な日本人の鼓膜にも親しくなった名の土地だ。 ソコロフの家は、ここで代々、水産加工食品を作って売って稼業としてきたものだ…
魔子恐るべし(上):宮本幹也 1953年(昭28)6月~1954年(昭29)7月、「東京タイムズ」連載。 1954年(昭29)桃園書房刊。 魔子恐るべし(上):宮本幹也2 八ヶ岳に住むサンカ(山窩)の族長の娘魔子が列車で終戦直後の東京に出てくる。サンカ(山窩)とは山野を漂泊する人々で特異な生活習慣や技能を持っていたとされる。彼らが使う言葉も古風な言い回しが伝承されたものらしく、まともに会話すれば半可通になってしまう。この小説では、自然児として育った魔子と都会人たちの常識の乖離、いわばカルチャーギャップの面白さを描いている。彼女の純粋可憐な心情に都会人たちが驚かされ、自分たちの習慣の醜さに気づか…
脳を灼かれた。 ボロボロの校舎、 止まった時計、 やけにアナログな備品一式、 何故か外に出たがらない主人公。 勘の鋭い方ならば、これらの要素だけではや、何事かを察すであろう。 一連の画像は「夕暮れ時、廃校にて。」なるフリーゲームのスクリーンショット。もうタイトルの段階からして郷愁の念を刺戟する、セピア色に染まった世界を探索するアドベンチャーだ。 古書を偏愛する筆者(わたし)だが、同じ感性に基いて廃墟巡りも大好きである。 ゆえ、嬉々としてダウンロードし、プレイした。その結果として、益体もない、案に違わず呼び起こされたノスタルジックな感動に情緒をめちゃくちゃに掻き乱されて、のたうち回っているわけだ…
図書館で借りてきた本「ペンギンきょうだい れっしゃのたび」と「せんろをまもる!ドクターイエロー」
『タイタス・アンドロニカス』ウィリアム・シェイクスピア 感想
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鈴木祐【最強のコミュ力のつくりかた】要約レビュー
1日1冊
〜「失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語〜
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後悔のない人生なんて無いんだろうな。
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週刊 読書案内 吉野弘「母」 中村稔「現代詩人論 上」(青土社)より
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