最近読んだ洋書の中で、特に印象深かった一冊。 "THREAD RIPPER" by Amalie Smith, translated from the Danish by Jennifar Russell 私は詩のような散文のような、意図的に組み込まれたスペースから言葉の気配を感じるような、静かで、だけど強さがある(唯一無二である)作品を好むのですが、この本を見つけたときはまさにそれだと直感し、飛びつきました。 語り手は30代前半、アーティスト、女性。 人生初の大きなプロジェクトを任され、生活のすべてがそのための作品制作へとつぎ込まれていく中で、見開き片側を note ノート 、もう片側を .…
私の本の好みをご存じの方々は、私のホラー好きはご存知であると思われます。しかし、実はユーモア小説も好きだという事はご存知ない方も多いかも知れません。 昔は、群よう子や原田宗典や三谷幸喜や小林聡美のエッセイなんかを読んで笑っていたのだけれども、そこからユーモア小説へと笑いを求める事が多くなりました。今回は和書に限定してこのユーモア小説について語ってみたいと思います。 東野圭吾の黒笑小説や毒笑小説のよ...
19世紀のロンドン Miss Beatrice Hyde-Clare は幼い頃に両親を亡くして叔父の家にやっかいになっています。内気で読書好きな彼女は婚期を逃して現在26歳! 湖水地方のハウスパーティ(一作目の舞台、殺人事件付き!)で知り合ったKesgrave公爵からBeaは亡き母親の友人の伯爵夫人を紹介されました。その伯爵夫人からBeaの両親は嵐の中を出港して遭難したとされているけれど、社交界屈指のヨットマンだったBeaの父が天候を見誤るとは考えにくく なにか他に要因があるのではと事故当時から疑っていたと告白されます。 ついで、Beaの母とやり取りした書簡一式をBeaに渡します。両親の死について叔父叔母からほとんど何も聞かされていなかったBeaは真実を知りたいと願い調査を始めます。 A Nefarious Engagement: A Regency Cozy Hi..
早かった。4月が終わるのが・・・最近時間が全然足りないと思うのは何ででしょう?無駄な時間をいっぱい過ごしているのかしら? 嘆いていても仕方がないので覚えているうちに4月のまとめをやっておきます。読み終わったのはたったの洋書4冊です。和書にいたっては読み終わったの1冊だけ。4月は読みかけの本が沢山できました。ま、そんな月もあります。という事で、記録しておきます。 洋書はこちら。It Ends With UsBy Colleen Hoo...
健康状態に不安を感じまして今月から月ごとに読書計画を立てます【年計─最優先で】📙On the Banks of Plum Creek 173pLaura I…
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