【本】村上春樹『国境の南、太陽の西』~悪い星の下に生まれた恋人たちの物語~
1、作品の概要 1992年に刊行された村上春樹の書き下ろし長編小説。 講談社より刊行された。 12歳の頃に親密になって、その後離れ離れになった男女が25年後に再会する。 時が過ぎても、お互いの心の中に居続けたのは・・・。 2、あらすじ 一人っ子がコンプレックスだった始は、同じ一人っ子の島本さんが転校してきて懇意になる。 彼女の家で音楽を聴いて、2人で過ごす時間は特別だったが、彼女が引っ越したことで疎遠になってしまう。 高校になってイズミと付き合い始めた始だったが、彼女を結果的に裏切って別れてしまい、東京の大学に単身進学する。 就職し退屈な日々を送る始は、有紀子と出会い心を震わせて2人は結婚する…