鹿乃しうこ作品に関する感想を熱く語り尽くしてください。 漫画でもCDも記事を書いたら是非〜 CD:PUNCH↑2 発売が楽しみでなりません。
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最近いろいろなところで「やべえやつ」を頻繁に見かける。言論界もそうだが、イチナナなどの動画配信を見ていても、リスナーの中にやべえやつが散見される。クレーマーと呼ばれるものがそれに近いような気もするが、「不当な要求をする人」というような定義らしく、その「不当」の内容が問題になってくる。僕が経験したそのような人たちとのやり取りや、振る舞いからやべえやつとは何なのかということの自分なりの定義ができつつあ...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1960年公開、ヌーヴェル・ヴァーグの代表者であるフランソワ・トリュフォー監督作品である。------------昔つかんだ「大ピアニスト」・サロヤンとしての栄光。それは、妻が興行師と寝たおかげで掴んだ偽の栄光だった。妻は良心に耐えかね、自殺した。今夢破れた場末酒場のピアニスト・シャルリの孤独。一度は栄光をつかんだ者の残余の人生の過ごし方。人生の傍観者として生きているシャルリ。妻の自殺後、誰とも関係を深めようとし...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
遅ればせながらトーマス・マンの『トニオ・クレーゲル』を読んだ。解説であった、理性・感性などの二項対立を矛盾のまま生きるというマンに関する解説は間違っていないが、ちょっとズレる気がする。マンは、感性に対して理性を称揚したのではない。さらには、現実に対して芸術を擁護したわけでもない。今の言葉で言い換えると、トニオ・クレーゲルは、非リア充(芸術家)であるが、彼は別にリア充に憧れているわけではないし、リア...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
批判をされることが自分の意見の正しさの証明だと思うようになったら、もう治しようがないね。※2020年1月12日のツイートを元にした文章です。いま世界は何も変わっていない。世界中の人々の世界観が揺らいでいるだけである。※2020年1月15日のツイートを元にした文章です。--------------------コロナに対するワクチンでは、DNA、RNAワクチンが研究・開発されているが、食物の遺伝子組み換えはダメで、薬物はいいのだろうか。遺伝子...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
愛とは別段ロマンチックに言う必要はない。ある精神の力により、不条理な世の中を良くしようという心のことだ。愛とは、人間への信頼をつなぎとめるための、人間ができる最後の救済の力のことだ。今、愛はくさすためにだけ知識人に存在する。しかし、この愛の力を信じられなくなった時、そもそも何のために人は生きていこうというのだろうか。人間への不信は、最後には人間を信頼したいという思いから出てこない限り、怨望と何ひと...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
以前日本学術会議問題の法律的な論点について詳細に論じたが、これはその記事を書いたあたりの段階でのTwitterでのつぶやきレベルのものである。自分の発言を記録しておくのと同時に、ブログ記事を稼ごうとしている汚い執筆者の思惑である。法律的な問題についてちゃんと知りたい方は、こちらを見てください。【緊急投稿】日本学術会議推薦会員の任命拒否は違法とは言えない(前編)【緊急投稿】日本学術会議推薦会員の任命拒否は違...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1959年製作。キリスト教を主題にした作品を多く作ったロベール・ブレッソン監督作品である。---------------自意識過剰な孤独青年ミシェルが、彼の唯一の良心の紐帯としての母親を失うことにより、スリの世界へ没入して行き、自意識のみを信頼する人間になっていく。ミシェルが愛・人間への信頼を取り戻すのは、彼の身近にいた苦労を一身に背負っている女性ジャンヌによってである。ジャンヌは、ミシェルの友人でもある誠実な青年...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
以前日本学術会議問題の法律的な論点について詳細に論じたが、これはその記事を書いたあたりの段階でのTwitterでのつぶやきレベルのものである。自分の発言を記録しておくのと同時に、ブログ記事を稼ごうとしている汚い執筆者の思惑である。法律的な問題についてちゃんと知りたい方は、こちらを見てください。【緊急投稿】日本学術会議推薦会員の任命拒否は違法とは言えない(前編)【緊急投稿】日本学術会議推薦会員の任命拒否は違...
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2007年公開、『学校の怪談』シリーズを担当した平山秀幸監督作品である。------------「弥次喜多」ものの古典的な笑いに、純粋な演技力を組み合わせたらこのような傑作が生み出される。本作は、演者の力が映画の可否を左右するのにこれほどまで重要なのだということを再確認させてくれる。中村勘三郎・柄本明・小泉今日子の三人は言うまでもないことだが、特筆すべきは、藤山直美。時間で言えば、5分程度にも満たない登場で、物語...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
んんん、NIKEのCMは特に批判が出るほどの内容ではない気がするが、何を批判しているのだろう。偽善的だとか言うなら、NIKEのCMってもともとこういう作りなのでいつもと変わらない。「在日の人は被差別的な境遇を利用して、利益を得ている特権階級だ」と言うのであれば、特権を持つ人に対しては差別をしていいという話になる。このような批判をすることは「差別ではない」ということにはならない。もしも理由があれば在日の差別をし...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
日本版のドラマ「24」を見たけど、やはりあんな感じになってしまうのか。予算の問題なのかもしれないが、撮影技術が全然似せられていない。それがあの作品の醍醐味であるのに…。第1話~第3話くらいまでしか観ていないが、アクションシーンはザルである。なんか第1話の冒頭に出てきたシーンは二丁拳銃で飛んでいた。たしかに本家『24』でもそのシーンはあるのだが、もっとリアリスティックにアクションシーンはしないと『24』にはな...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの大衆社会論がほんとに腹に落ちているのであれば、政治上の改革への可能性に対して疑義を持たないのはおかしい。自分の立場のものであれ関係がない。今のオルテガの使い方・引用の仕方は、「無知な大衆バカだね、俺たちはそれを指摘できて頭いいね」くらいの役割しか果たしていない。そんなクソみたいなエリーティズムのためにオルテガ使うんじゃねえ。オルテガ読みのオルテガ知らずとはこ...
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1974年公開、カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したフランシス・フォード・コッポラ監督作品である。------------現代社会では、盗聴の恐怖はいつでも存在する。主人公のように盗聴を生業とするものにとってはなおさらのことだ。彼らはどのような状況でも盗聴はできるという事を知っているために自らもされる事を覚悟しなければならない。現代社会では、孤独は付き物である。主人公のように盗聴を生業とするものにとってはなお...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
法実証主義で有名なハンス・ケルゼンの「デモクラシーの本質と価値」を読んでいるが、なかなか面白い。ちょっと言葉遣いが独特ですんなり入ってこないところもあるが、彼のような二元論的な物事のとらえかたはやっぱり分かりやすい。※2020年10月12日のツイートを元にした文章です。もう8年前くらいの本だが、中野剛志さんの『日本思想史新論』を読んだ。小林秀雄の『本居宣長』を読んだ後の福田恆存ではないが、僕よりもこれを楽し...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
ある組織に利権が生じるかどうかは、その組織がいい組織か悪い組織かに関係はない。どのような組織であれ、そこに利益が発生すれば既に利権は生じている。別に僕は利権があるからダメと言う気はサラサラない。というか、利権があるということで批判をする人間たちにいら立っている。しかし、その組織が良い組織だから、役に立つ組織だから、そのような組織には利権は発生しないというロジックは単純に間違いである。新自由主義者の...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
アイドルやアイドルを応援する人々、またはこういうような新しいアイドルグループの映像などを見ていると、ふと思う。日常的に「かわいい」とか「キレイ」というような性的な振る舞いを表で排除してしまうと、その感情が無くなってしまうわけではないため、女の子女の子な振る舞いが、アイドルとか歌手とかタレントなどに強調されて増幅される気がする。ジェンダー批判もいいが、ある程度そのような振る舞いも日常的に許容しないと...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
自分が高校生までの間であろうか。世のティーンエイジャーと同様に、僕は親からの干渉を嫌がり、自分のことを親に話すということが無くなっていた。そのような時には夕食を食べている時も母親との会話はなく、ただダラダラとつけられているテレビを観るだけの食事をしていた。気分としても、早く飯食って、自分の部屋に戻りたいというような感覚だったのだと思う。そんな時、ふと気づくことがあった。無言で僕が飯を食っている時、...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1962年公開、原作は島崎藤村の同名小説、巨匠市川崑監督の白黒映画である。------------被差別部落出身である青年教師瀬川丑松の葛藤を綴る作品。映画でだけ評価すると、本作は見事な出来栄えだと思う。昔ながらの文学的な作品で、現代人には退屈に思えるかもしれないが(僕は少々懐古主義者なので一向に構わない)、市川昆の演出も良く、市川雷蔵・長門裕之をはじめ、演者も申し分ない。――丑松が、ある階層であるというだけでパー...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
時枝文法の創始者である時枝誠記の『日本文法 口語篇・文語篇』、『国語学史』を読み始めたが、こんな偉大な国語学者がいたのかと自分の不勉強を恥じた。僕の批評上の方法論・やりたいことは、この人が既に発明・発見していたのであり、僕が尊敬する批評家たちは、時枝が言う「国語の発見」をしていた人たちなのだということだ。いわゆる保守につらなる批評というものは、時枝の枠を出ない。というよりは、時枝に連なることによっ...
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西部邁からの手紙は普通の郵便はがきで送られてきた。あまり達筆とは言えないが、彼の直筆なのだと思う。「平成21・12.18」の消印がついているので、2009年である。見返してみると、三つの原稿を送っていたらしい。内容をちょっと紹介しよう。送って下さった三種の原稿、とくに「不安の現象学」が私には大変に面白かった。というより、その論述のすべてに納得がいきました。カミュから始めたのもよかったですね。エピキュリアニズ...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1984年公開、カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したヴィム・ヴェンダース監督作品である。------------名作ではある。中盤までは、親子の絆を取り戻す姿がとても麗しい。道を挟んだ真似のし合いも愛らしい。スーパー8ミリの映像もいい。しかし、結末に問題があると言わざるを得ない。主人公のトラヴィスがやらなければいけなかった事は、やはり家族全員で暮らすことだったはずである。平凡であろうとそれ以外ない。息子・ハン...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
<ニーチェが批判できるということ> ある日本の現存する哲学者が「ニーチェは大したことない」とかなんとか言っていたが、そもそも既にその影響下にある時代で生きていて、その恩恵の下に思索している人間がこう言うのは不誠実だと思う。 そんな発言は、全世界的に価値の転換をもたらした存在に対して、「こんなこと言える自分すげえ」的な事でしかない。チラッと簡単な感想のようなものを言っただけに過ぎなくても、チラ...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1993年公開、イギリスの巨匠デレク・ジャーマン監督作品である。------------言語によって世界を解明するという事は真実を現す事にはならない。真実という言葉も言語の誤用に過ぎない。こういった類の認識に到達した隔絶した孤独者は、自閉せざるを得なくなる。言語ゲームにも適応できなくなる。ヴィトゲンシュタインの孤独はそして理解も不可能な場所へと落ち込む。同性愛はその孤独に味付けをした程度に過ぎない。彼の潔癖な論理...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
政治家とかの卑しさを暴くのはまあ別にいいが、ただその程度のものに過ぎない。なぜなら扱う素材が卑しいからだ。こんなしょうもないものを根こそぎ探すことに精出す人間の方が僕は卑しいと思う。そういう類の話を掘り返して責任追及する輩は、スキャンダルにしか興味無いがないと言っているのと同じである。卑しい話はほっとくのがいい。じゃないと、ああいう人達みたいに卑しくなるから。卑しさを追及できるかどうかより、自分が...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
やはり書評はある程度気張らないといけないので、仕事が溜まっていたりするとなかなか書けない。読む時間さえ確保できないのである。ということで、申し訳ないが、思想・哲学・文学領域の記事にさせていただく。来週は頑張るから!うん、絶対頑張るから!-----------------ルソー流の一般意志の不可能性は、規模の多寡にあるのではなく、人間が利害関係から離れられないため、それを前提とした全体意志から、利害関係を離れた一般...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
アメリカ喜劇の巨匠ビリー・ワイルダー監督の名作。1960年公開の映画である。------------喜劇は単独でジャンルをなす一つの独特な形式である。日本で言うエノケンやアメリカで言うキートン・チャップリン時代には、お笑いと喜劇との分化はなされておらず、それは融合していた。その時代(人達)はそれでいい。なぜなら、お笑いが一つのスタイルとして未分化であった時代に彼らが表現するには映画しかなかったからである。しかし、...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1999年公開のスペイン映画である。------------スペインの都市に住む35歳のマリアはいわゆる下層の生活をしている。暴力的な父のもとを離れるため田舎を出てきたが、優秀だった彼女も父に進学を反対され、彼女の「将来」を奪われたと感じている。「金さえあれば…」彼女は酒を飲んで憂さを晴らす。そんなある日、父が倒れ、マリアの住む街の病院に入院した。父に付き添うために母のローサが田舎から来てマリアのアパートに滞在する...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
<2020年7月10日>ふーん、あの界隈の人(※真性の保守のこと)はなんかもう自分に対する批判を先行して相手に押し付けてる感があるな。取ってつけた感がひどいんだよなあ。それにしてもカミュの「ペスト」読んでるはずなのに、なんであんな浅はかな論ばっかりになるんだろ。読んでないと言うより読めてないな?不条理な世の中でんなー、そもそも世の中不条理なんだから、(ここまではいい)⇒そんなこと考えるな!からの〜、⇒しまいには...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
<2020年7月4日>近時の緊急事態宣言における自粛をMAXに捉えてるが、理想とされた8割自粛も全然達成されてなかったんだよね? もしコロナの感染者数を増やしたくないのであれば、自粛緩和話をしてもいいが、もう一方で積極的な政府主体のロックダウンなどの私権制限の検討もするべきだと思う。まず目標達成ができていないんだから。自粛は国民の自主性に任せると言えば聞こえはいいが、人権侵害や補償などを言われないようにした...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
本書は、西部邁の一番弟子であり、京都大学大学院教授の佐伯啓思の書籍である。2002年6月1日初版第一刷であるから、すでに18年くらい経過している。一応本書のざっくりとした紹介はしておこう。本書は小泉純一郎内閣のポピュリズム政治を批判した本であり、第三部までは実際に起こった事実に即して、小泉純一郎の構造改革などを批判している。この内容については基本的には賛成である。しかし、あまり小泉純一郎個人にはあまり興味...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
当時地元でダラダラ過ごしていた僕は、評論で飯を食いたいと思うようになっていた。「評論家になるための方法」みたいな本も読んでいたと思う。それまでに映画や脚本のスクールにも通っていたのだが、あまり自分の創作の方に面白みを感じなかったということ、あとは評論という形式の方が意味があり、面白いと思うようになったためだったと思う。しかし、一番の理由はやはり西部邁への憧れからだったような気がする。しかし、東浩紀...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
2001年公開、『ヒトラー~最期の12日間~』などで有名なオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作品。本作は、1971年にスタンフォード大学の心理学部で実際に行われた監獄シミュレーションに基づいて作られている。------------我々の規範意識の自動回転ぶりに脆弱な良心、不法行為をしていないだけの「善人」達は太刀打ちできなくなる。例えば、社会人の会社内部での「事情」によって、人は意外と簡単に脱法行為をしてしまう。アルグレ...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
コロナ関連のことについては、おそらく5月とかから発言していた気がするが、Twitterをうまくさかのぼることができないので、7月からの自分の発言を振り返ってみようと思う。ちょっと長くなるので、何回かに分けて記事にする。------------<2020年7月1日>自粛要請に伴う移動の制限解除と、感染者数の減少には相関関係はなく、外国からの入国再開と感染者数の増加に相関性があると言ったのであれば、今の感染者数の増加に対しても...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
大阪都構想「否決」、マスコミ「疑惑の報道」がミスリードした結果だ維新に賛成する気は一切ないが、髙橋洋一のいら立ちはよく分かる。投票結果を左右するまでの効果があったかはなかなか実証することは難しいだろうが、マスコミ等の責任は問われるべきだ。結果責任論は手段の善し悪しを問わなくなる傾向があるが、何よりも手段がいちばん重要なのであって、目的が手段の不当性を抹消するのであれば、勝ったもん勝ち、やったもん勝...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1931年公開、巨匠伊東大輔監督、大河内傳次郎主演の作品。-----------日本における近代文学の受容に伴い、日本の伝統的な作風である勧善懲悪は徹底的に非難され、俗流なものという評価を与えられてしまった。その評価を我々は意識的にも無意識的にも受け入れてしまっているのであろう。「勧善懲悪」という四字を耳にするだけでひどく因習的な、いわゆる「封建的な」印象を受けてしまう。我々が人生を重ねていくにつれ、正しいこと...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
西部邁とのファ-スト・コンタクトを終えた僕は、1年後か2年後に当時西部が講義をしていた表現者塾に行きたいと思うようになった。すでにネットで情報があったかどうか記憶にはないが、ネットか雑誌『表現者』を見たのだろう。表現者塾には塾長というような人もいて、なんか体育会系的であんまいやだなあと思っていたのだが、まあ塾に入るわけではないからいいかと連絡をした。当時の塾長は、西部邁が自殺をした時自殺幇助の容疑で...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1991年公開、俳優の竹中直人監督作品。原作は、漫画家つげ義春の同名漫画である。-----------つげ義春は、何に反発していたのか。ただの怠惰と言い切るには彼は強情である。漫画家から中古カメラ屋、石屋への転身。我々にはどうでもいいような商売にしか可能性を見出さない「つげ」は、何をしようとしているのか。それは、資本主義の、いわゆるビジネス文明の徹底的な批判なのである。彼の批判は最もなのだ。情報の売買、どうでも...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
日本映画の観づらさとはなんだろうかと考えてみる。今の若い子たちは実は洋画ではなく、邦画ばかり観ているようなのだが、僕の世代くらいまではあまり邦画を観る人たちは映画好きにはいなかった気がする。そこで、邦画の観づらさ、なぜ僕は邦画を観ようとしなかったのかということを考えてみると、僕はおそらく映画を「非現実=現実から離れるもの」と考えがちであった。つまり、僕が映画に見出したかったものは、非現実の世界であ...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
左翼も本当に落ちぶれた。偽善的な反戦平和主義が有効性を失ったのと同様、安易な立憲主義や、「憲法を守れ」という大合唱=叫び(でしかない)は、すでに有効性を失っている。もしこの数年間、立憲民主党が言ったようなことが国民に浸透していったのであれば、小池百合子が東京都知事になってはいないだろうし、立憲民主党の支持率もあんな共産党と変わらないようなものにはならないだろう。偽善性が露呈しているのだ。一方、最近の...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
大学以降、乱読の限りを尽くしていた僕は、西部邁の本についてはおそらく40冊以上持っていると思う。古本屋で今まで刊行していた本も渉猟していたわけであるが、90年代前半くらいにでていた西部邁のオーディオブック(? カセットが書籍のような形で発売されたもの)も2本くらい持っている。みんなあんま持ってないでしょ?w大学を卒業してからも小林よしのりを追っかけ、次第に西部邁の方に軸足を移すようになったことはすでに言...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
僕はあまり仏教について言及することがないのだが、基本的には好意的である。小乗的なものへの志向がありがちなので、今は特に称賛しないようにしているが、禅が好きだった。一休禅師はアニメ『一休さん』で幼少期から親しみがあったが、年齢を重ねてから彼の伝記を見て以降、実際の一休禅師に対しての尊敬の念ががものすごく強くなった。時代が下って明治以降の近代日本の禅坊さんと言えば、アメリカなどでも知名度の高い鈴木大拙...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
福澤諭吉は当時の改革主義者を揶揄して「改革者流」と呼んだ。令和時代にもいわゆる改革派=「改革者流」が世に蔓延している。改革派は効率をもっぱら主張する。効率を主張するということは、ある社会が則っているルールの円滑的な運用を求めるということであり、ルール自体の不正性などには立ち入らない。つまり改革派は、社会の前提を問うことがないということであり、効率だけを目的とする人たちは、世の中の問題点・世界のでた...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
1996年製作。同年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した、チェコの映画監督ヤン・スヴェラーク監督作品である。---------------プレイボーイな初老のチェロ奏者ロウカは、反共的振る舞いによって、チェコフィルハーモニー楽団を追いやられ、今は地味な教会でチェロを弾いている。そんな彼にとって大事なものは若い女と金。実家の借金などで首が回らなくなっていたロウカは、金のためにチェコ国籍を欲しがるロシア女性と偽装結婚す...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
僕は中学・高校の時は、映画監督か芸人になりたかった。ずっと映画かお笑いを観ていた人間であるのだが、くりぃむしちゅーは海砂利水魚時代から大好きだったと思う。一番最初に彼らを認識したのは、おそらく『ボキャブラ天国』だっただろう。まだ当時で言うと、紳助竜介やダウンタウンなど、不良系のお笑い芸人が多くいて、海砂利水魚も上田がその役を担っていた気がする。有田はもっと暗い感じで、根暗感丸出しだったのだが、いつ...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
僕は言論を追いかけるのをやめて10年くらいになるが、やはりつくづく政治領域は不毛だと思う。政治の語り方を言論人が変えていかないと、これは虚しくしかならない。じゃあ、どの領域が生きているかと言うと、ほぼ全ての領域に政治的な語り方が蔓延しているので、どこも同じである。ポリコレ的な言論しかなくて面白くもなんともないのである。このように考えていくと、精神的に落ちないように言論をやっていくのであれば、「自分の...
評論家・雑誌「暫-ZAN-」編集長、三浦純平ブログ
鹿乃しうこ作品に関する感想を熱く語り尽くしてください。 漫画でもCDも記事を書いたら是非〜 CD:PUNCH↑2 発売が楽しみでなりません。
喜多嶋隆が好きな人!管理人は写真で表現します。感想もよし、新刊案内もよし。喜多嶋隆に関することならなんでもOKです。どんどんご参加を!
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ブログ小説。 少年の頃に負った心の傷を抱えながら、大人に成長をする切なさを描き、幸せや、愛とは何かを問いかけます。
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平和大統領とは裏腹の 操り人形だった 殺人鬼 オバマ。無人機で気分次第で 民間人殺害、テロリスト支援、 2025年までの 核の増産など。 呪わしい政権だった。
忙しい現代人に送る、本要約ブログ。 読んでいただけるととても嬉しいです‼️ 宜しくお願いいたいします🙇♂️
本紹介したい方どうぞー!
NetGalleyに投稿したレビューを掲載した記事ならなんでもOKです! お気軽に投稿ください! レビュー前の参考にもどうぞ! 本の応援団として盛り上げていきましょう!
KDP出版(キンドル ダイレクト パブリッシング)を目指している方、成功した方、どんどん投稿しましょう。
ミニマリストほどではないミニマリストについて紹介します。
その本と出会った時の感動を伝えたい方、せっかく時間をかけて本を読んだ時の自分の思考を書き留めておきたい方、「その本に出会えた感動」や「その本を読んでご自分が考えたこと」などがテーマの記事を是非お寄せください。