ここでは、読書を通じて、いろんな考えをしていこうという場所です。本での出会いで人生が変わるかもしれません。そんなことを共有していきたいと思います。
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劉慈欣の2015年ヒューゴー賞受賞作『三体』の、あらすじです。 !!ネタバレにご注意ください!! エピローグ 現代ー王森 ゴーストカウントダウン 超国家組織 高エネルギー粒子加速器 物質の基本構造 丁儀 オンラインゲーム「三体」 三体世界 = 三つの太陽 脱水化 文明の破滅と再興 現代の三体文明 侵略にかける希望 オンラインゲーム「三体」の正体 紅岸基地の正体 葉文潔の発見 三体世界からの返信 侵略の警告 エヴァンズとの出会い ジャッジメント・デイ号 地球三体協会の分裂 救済派 降臨派 地球三体協会と国際軍警組織の対立 地球三体協会と国際軍警組織の戦い 三体世界の、地球侵略計画の全貌 エピロー…
【SSF】S級SF作品を求めて
シオドア・スタージョンの1961年ヒューゴー賞受賞作『ヴィーナス・プラスX』の、あらすじです。 !!ネタバレにご注意ください!! 主人公チャーリーの目覚め レダム人との出会い 教育施設へ セレブロ・スタイル レダム人 タイムマシン チャーリーが招かれた理由 レダム人の正体 コントロール・ナチュラル レダムからの脱走 レダムの真実 チャーリーが招かれた真の理由 チャーリーの正体 チャーリーの終わり レダムの外部では 主人公チャーリーの目覚め 主人公チャーリーが眼を覚ましたとき、そこは全く異質の世界だった。目覚めたその部屋は奇妙で曲線的な、カプセルのような空間である。彼が横たわっていたのは、清潔で…
【SSF】S級SF作品を求めて
ウォルター・ミラーの1961年ヒューゴー賞受賞作『黙示録3174年』の、感想です。 1960年のヒューゴー賞受賞作品には、この「黙示録3174年」にも「ヴィーナス・プラスX」という作品があります。どちらも冷戦下での核戦争の恐怖を濃厚に反映した物語となっています。この時代のムードだったのでしょうか。 「黙示録3174年」では、最初の核戦争で完全に失われた文明が1,200年もかけて復興する歴史と、復興した文明が結局再び核戦争に突入していく様、核攻撃を受けた町の凄惨な被害が大変なリアリティを持って記述されます。 この作品の異色な点は、3174年の最終戦争が北米大国とアジアの覇権国家の戦争として描かれ…
【SSF】S級SF作品を求めて
ウォルター・ミラーの1961年ヒューゴー賞受賞作『黙示録3174年』の、あらすじです。 !!ネタバレにご注意ください!! 第三次世界大戦による文明荒廃 文明の根絶 聖リーボウィッツ修道院 大記録 中世以前の文明レベルと、弱肉強食の世界 群雄割拠時代 産業革命 タデオ博士とルネッサンス 科学文明の再興 群のオモムクトコロ計画 二超大国時代 核戦争 再び最終戦争、そして「群ノオモムクトコロ」計画の実行 第三次世界大戦による文明荒廃 二十一世紀の地球では遂に第三次世界大戦が勃発し、全面核戦争により地球上の全ての国家は破壊され尽くした。この最終戦争による世界の破滅は、文明の荒廃した後世では「火炎異変」…
【SSF】S級SF作品を求めて
海野十三 『 十八時の音楽浴 』は、音楽で国民を統治する独裁国家を描いたSF小説です。独裁者の哀れな末路というのはありふれた話し。注目は、男性が身体改造して女性になるというエピソード。1949年発表からすると、かなり進んだジェンダー感ですね。
Webあれこれレペ
ジェイムズ.P.ホーガン(James Patrick Hogan)は好きなSF作家の一人である。大学時代、書店で初めて「星を継ぐもの(Inherit the Stars)」を手に取り、その後、「ガニメデの優しい巨人(The Gentle Giants of Ganymede)」、「巨人たちの星(Giants' Star)」(いずれも創元SF文庫)と読み進めてしまったのは、お決まりのパターンである。所謂、これら巨人三部作も十分良いのだが、個人的には、その後の、「造物主の掟(Code of the Lifemaker)」が好みである。 土星の衛星タイタンに発生した機械生命による、文明の顛末を描いた…
遠固人
カート・ヴォネガット・ジュニアの1960年ヒューゴー賞受賞作『タイタンの妖女』の、あらすじです。 !!ネタバレにご注意ください!! 時空を翔ける人、ラムファード トラルファマドール星人サロ 火星軍 コンスタントのツキと失脚 ラムファードの元妻ビアトリス コンスタントの改心と悲劇 二人の子クロノ少年 親友ストーニィとの出会いと別れ 火星地球戦争 火星軍は聖者であり殉教者 「宇宙のさすらい人」の予言 コンスタントの吊るし首人形 コンスタントの帰還とタイタンへの追放 クロノのお守りの秘密 地球の歴史はトラルファマドール星に歪められていた 太陽系を去るラムファードと、サロの最後 ビアトリス死す サロの…
【SSF】S級SF作品を求めて
ジョージ・R・R・マーティン 、 リサ・タトル 『 翼人の掟 』は、翼人という世襲の特権階級が存在する世界で、繰り広げられる異世界ファンタジーです。登場人物たちの大空への夢や憧れが印象的。ラストも味わい深く、読み応えがあります。
Webあれこれレペ
映画『スターシップ・トゥルーパーズ』原作、ロバート・ハインラインの1960年ヒューゴー賞受賞作『宇宙の戦士』の感想です。 実写映画「スターシップ・トゥルーパーズ」 小説「宇宙の戦士」は、実写映画「スターシップ・トゥルーパーズ」(ポール・バーホーベン監督、1997年)の原作です。 実写映画版は、DVDをずっと前から持ってまして、子どもが気に入っていたため何十回も見ていました。 実写映画版は悪く言えばグロいB級娯楽作品です(ただし非常に面白い)。原作は非常に真面目な、滾るように熱い小説で、実写映画版のB級的なエログロ要素一切無しです。 映画では、政府の戦争プロパガンダに釣られた志願兵たちは、過酷な…
【SSF】S級SF作品を求めて
映画『スターシップ・トゥルーパーズ』原作、ロバート・ハインラインの1960年ヒューゴー賞受賞作『宇宙の戦士』中で描かれる日本をご紹介します。 スズミ スズミ 主人公ジョニーとキャンプ・カリー同期になる、機動歩兵志願者。日系人らしい。小柄な若者。柔道の達人。柔道の訓練で、キャンプ・カリーの指導教官ズィム軍曹を巴投げで投げ飛ばす。投げられたズイムはスズミに「バンザイ!」と叫び、スズミは「アリガトウ」と笑みを返す。 今日はこのへんで…。よろしければ↓別記事も↓お読みになってみてください。 ー近日公開予定ー それではまた…。
【SSF】S級SF作品を求めて
小川 隆 、 山岸 真 編『 80年代SF傑作選 』は、日本で編纂された80年代海外SFアンソロジーです。上、下2巻に分冊されています。サイバーパンクものとの先入観で、本書を選択するとハズレるでしょう。下巻は捨て作なしの名品ぞろいです。
Webあれこれレペ
映画『スターシップ・トゥルーパーズ』原作、ロバート・ハインラインの1960年ヒューゴー賞受賞作『宇宙の戦士』作品中の、名言の数々をご紹介します。 「暴力は何も解決しない」などという、歴史的に見て間違っている、しかも不道徳極まりない主張」「暴力は、他のどんな要素と比べても、より多くの歴史上の問題に決着をつけてきた…それに反する意見は最悪の希望的観測にすぎない」 「私の母は暴力では何も解決しないと言っています」という、女子生徒の発言に対する、ハイスクールの道徳科学担当デュボア先生の発言。 状況によっては、敵の都市を水爆で攻撃することが、(叱るために)赤ん坊を斧で殴るのと同じくらい愚かな行為になるこ…
【SSF】S級SF作品を求めて
映画『スターシップ・トゥルーパーズ』原作、ロバート・ハインラインの1960年ヒューゴー賞受賞作『宇宙の戦士』に登場する、SF的な未来の技術をご紹介します。 ネオドッグ パワード・スーツ ネオドッグ 犬を人工的に変異させた軍用犬。犬の六倍の知能を持つ。喋ることができる。ただし口の形上、b, m, p, vは発音できない。 人間だったら愚鈍に過ぎないが、軍用犬としては超優秀(人の言葉が理解できて、簡単な内容であれば喋ることもできる犬を想像してくださいーすごく優秀な軍用犬になるでしょう?)。 パワード・スーツ 機動歩兵の最も重要な装備。詳しくはあらすじをお読みになってください。 今日はこのへんで…。…
【SSF】S級SF作品を求めて
「かつては私も収入が多かったが、嫌なことも多かった。今は収入は少ないが、嫌なことは何も無い。私はここにいますよ」 主人公キップの父、ラッセル博士の返答。ワシントン勤務(快適な冷暖房付きオフィス)のオファーを電話で断りながら。 「統計の世界に対抗するには、充分な準備をするかどうかだけだ。…計画的に努力するんだぞ」 石鹸会社が企画した懸賞に当選して月世界旅行に行くと決めたキップに対する、父ラッセル博士の助言。 「こんなことでやきもきするんなら、銃殺隊を前にするときは、どうやって穏やかにしているつもりだ?」 懸賞の結果発表の中継放送の直前の主人公キップの異常な緊張を見て、父ラッセル博士が言う言葉。男…
【SSF】S級SF作品を求めて
[評価 = S級] 宇宙服の修理とカスタマイズが実にリアル とにかく血の気が多くて短気な主人公たち 最後の地球審判はちょっと唐突 宇宙服の修理とカスタマイズが実にリアル 物語の前半では高校生キップが、懸賞でもらった中古宇宙服を、少しでもリアルを味わうために、夢中になって修理・カスタマイズします。これらの修理・カスタマイズは、地元の工場やジャンク・パーツ・ショップを足繁く探し回って掘り出し物を見つけ出しながら、高校生の小遣いの範囲内で少しずつ実現されていきます。使用する代替部品、修理方法などの過程がとてもリアルに(かつわかりやすく)描きこまれていて、ワクワクさせられます。作者は実際に宇宙服を修理…
【SSF】S級SF作品を求めて
ゴードン・ディクスンの1960年ヒューゴー賞受賞作『ドルセイ!』に登場する、SF的な未来の技術をご紹介します。 フロートデスク フロートデスク 机。磁力で空中に浮いている。当然だが脚は無い。仕事が終わると脇にクイッと押しやってやるだけで、部屋の奥の壁の前までスーッと滑って行って、そこで停止して片付いてくれるので便利。 バリエーションで、コーヒーワゴンというものもある。コーヒーのポットやカップなどが載ったワゴンである。やはり磁力で空中に浮いている。プログラムしておくと、キッチンから客間までワゴンを自動で配達することが可能。 今日はこのへんで…。よろしければ↓別記事も↓お読みになってみてください。…
【SSF】S級SF作品を求めて
ゴードン・ディクスンの1960年ヒューゴー賞受賞作『ドルセイ!』について、色々感想・コメントです。 「ドルセイ!」の魅力… リアルな戦闘シーンとドルセイ人の無敵っぷりがカッコイイ…! ドナルの深い読みが周囲の高官に滅多に好意的に受け止められないのが面白い…! 「ドルセイ!」の魅力… リアルな戦闘シーンとドルセイ人の無敵っぷりがカッコイイ…! 本作の一番の魅力は、戦闘・戦争シーンでしょうか。説得力のあるSF的なリアルさと迫力を堪能できる、戦闘・戦争シーンが全編に散りばめられています。ドルセイ星人の無双ともいえる圧倒的な強さがカッコイイ。 ドナルの深い読みが周囲の高官に滅多に好意的に受け止められな…
【SSF】S級SF作品を求めて
ゴードン・ディクスンの1960年ヒューゴー賞受賞作『ドルセイ!』に登場する、SF的な未来の技術をご紹介します。 フロートデスク フロートデスク 机。磁力で空中に浮いている。当然だが脚は無い。仕事が終わると脇にクイッと押しやってやるだけで、部屋の奥の壁の前までスーッと滑って行って、そこで停止して片付いてくれるので便利。 バリエーションで、コーヒーワゴンというものもある。コーヒーのポットやカップなどが載ったワゴンである。やはり磁力で空中に浮いている。プログラムしておくと、キッチンから客間までワゴンを自動で配達することが可能。 今日はこのへんで…。よろしければ↓別記事も↓お読みになってみてください。…
【SSF】S級SF作品を求めて
大洪水が定期的におこる惑星を舞台に繰り広げられる、テクノロジーと魔法の物語です。細かな設定が語られないため、雰囲気で理解するしかないという如何にもな90年代SFです。とっつき難くく、読み進めるのに時間を要しますが、読了してみればサプライズも随所にあって満足度は高いでしょう。
Webあれこれレペ
本場所のその日の取り組みを終えた力士数人が、部屋に戻ろうと国技館を出ると突然靄が立ち込めた。何事かと思っていると目の前に木造の街並みが現れた。時代劇で見たことがあるような、そう彼らは江戸の町にタイムスリップしたのである。 昨今、ドラマや映画でタイムスリップものが評判である。それらを見ていていつも思う事がある。現在でも、江戸時代から継承している文化や行事があるし、ドラマや映画等で江戸時代の風物が再現されている。では、それら継承或いは再現した人、文物、態様が、タイムスリップして、過去に出現した時、何事もなく、当時の人々に受け入れられるものなのかということである。 冒頭に書いたように、浴衣や着物を着…
遠固人
ユカタン半島キンタナ・ロー州を舞台とした3つの連作短編からなる海洋幻想小説です。幻想的なフワフワ感に、現実のやるせなさを混ぜ込んだような作品です
Webあれこれレペ
フレドリック・ブラウン 『 火星人ゴーホーム 』は、飛来した十数億の異星人による地球侵略ものです。本作品のヤツらは、マンツーマンで人々にまとわりつき嫌がらせするという口撃(?)を仕掛けます。オチはそこにいくまでのドタバタが愉快な分あっさり目ですね。 作品 の評価:★★★★☆
Webあれこれレペ
フィリップ・K・ディック 『 ヴァリス 』は、狂気へ誘われた男が、秘密教義を著していく過程を描いています。神学、哲学、心理学、歴史学が、渾然となって捻り出された教義は、難解この上ありません。ディックの精神世界と博覧強記ぶりに圧倒される作品です。 作品 の評価:★★★★☆
Webあれこれレペ
物凄く純度の高い毒を少量、時間をかけて、ワイングラスでゆっくりと、舌の上で丹念に転がして飲んだような読後感……でした。つまり全く爽やかではありません。どこまでも後引く余韻は最悪です(これは褒め言葉と申しますか、褒めるなどという立場ではありませんから、敬意なのですが)凄、かったです……
紅龍堂書店の日々
ジェームズ・ティプトリー・ジュニア 『 星ぼしの荒野から 』は、ファース・トコンタクト、スペース・オペラ、幻想、終末ものとバリエーションが多く、いずれもシニカルで苦い後味を感じるSF短編集。ネビュラ賞受賞作「ラセンウジバエ解決法」は必読です! 作品 の評価:★★★★★
Webあれこれレペ
ブルース・スターリング 『 塵クジラの海 』は、水のない惑星を舞台にした冒険ファンタジーです。サイバーパンクの旗手のデビュー作がファンタジーとは驚きですが、習作というところでしょうか。ムーブメントの勃興前夜という時間軸でみると、感慨深いですね。 作品 の評価:★★★☆☆
Webあれこれレペ
ケン・グリムウッド 『 ディープ・ブルー 』は、ファンタジーよりのSF作品です。イルカが高度な知性を持っており、イメージを交信の手段として、独特の文化を形成しているという設定。ありがちなのだけれど、太古の昔から存在する知識の共有体と、それに順応する海洋哺乳類といった世界観は新鮮です。 作品 の評価:★★★☆☆
Webあれこれレペ
コニー・ウィリス 『 リメイク 』は、 新作映画をつくらなくなった21世紀のハリウッドが舞台です。映画ツウ度を試される「細かすぎて伝わらない」小ネタがてんこ盛りになっています。ロマンチックなボーイ・ミーツ・ガール風の近未来SFです。 作品 の評価:★★★★☆
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ジョン・ヴァーリイ 『 へびつかい座ホットライン 』は、著者の未来史<<八世界>>が舞台です。クローン技術が発達した未来世界では、死とは、遺伝子が全て抹消されること。一個の肉体の死に意味はありません。生と性への執着が失われた世界に薄気味悪さを感じます。 作品 の評価:★★★☆☆
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フレドリック・ブラウン 『 発狂した宇宙 』は、パラレルワールドに宇宙冒険風味を加え、著者ならではのヒネリを効かせた作品です。有人宇宙飛行がまだまだ先の1949年に刊行されたというのだから驚き!パラレルワールド好きには必読の書と言えるでしょう。 作品 の評価:★★★★☆
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吉村萬壱 『 バースト・ゾーン 』は、異国のテロリストを殲滅せんと、戦闘員となった市井の人々が奏でるSFテイストの群像劇です。登場人物たちは、品性下劣ともいうべき輩。著者独特の筆致で、誰もが持っている根源的ない厭らしさを、ど直球で突きつけてきます。 作品 の評価:★★★★☆
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スティーヴン・ジョーンズ 編『 フランケンシュタイン伝説 - 海外ホラーSF短編集 』は、フランケンシュタインがテーマのホラーアンソロジーです。”モンスターとして生まれた苦悩”みたいなステレオタイプな作品はないので、読んでいて飽きはしなと思います。 作品 の評価:★★★☆☆
Webあれこれレペ
神林長平 『 戦闘妖精・雪風(改) 』は、惑星・フェアリで異性体との戦闘に明け暮れる人々の物語が、非情かつ冷徹なパイロット深井零と愛機 雪風を中心につづられていきます。人間とは何か、人は何のために戦うのかとういう形而上学的なSF連作短編集です。 作品の評価:★★★★★
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菅浩江 『 そばかすのフィギュア 』は、びっくり仰天のアイディアとか、ハードSFのガジェットが飛び出すわけじゃありませんが、かえってそれが古さを感じさせないのでしょう。SFならではの舞台装置を借りながら、人の内面をじっくりと見つめたバリエーションの広い作品集となっています。 おすすめ 度:★★★★★
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山岸真 編『 90年代SF傑作選 』は、サイバーパンクが終結し、時代の息吹みたいのを感じなくなった90年代のSFアンソロジーです。編者の趣味によるところ大なので傑作かどうかは貴方次第というところ。バリエーションがより豊かな下巻はなかなか楽しめます。 おすすめ 度:★★★★☆
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星新一 『 妄想銀行 』どの年代でも、どこの国でも楽しめる、著者の普遍性への指向を感じる短編集です。喜怒哀楽といった情緒を削ぎ落とし、一歩引いたところから淡々と物語が紡ぎだされます。いつ読んでも古びた感じがしないのが素晴らしいですね。 おすすめ 度:★★★★★
Webあれこれレペ
平井和正 『 狼の紋章 』は、人狼=ウルフガイ 犬神明の活躍を描く学園バイオレンスアクションで、ウルフガイシリーズの第1作目です。孤高のヒーロー V.S. 暗黒社会の御曹司が本作品のメインストーリーで、その闘いがハードボイルドタッチに描かれていきます。日本SFの至宝の一冊です。 おすすめ 度:★★★★★
Webあれこれレペ
ダン・シモンズ 『 夜の子供たち 』は、ドラキュラ伝説に科学的解釈を試みたSFチックな仕上がりのホラー作品です。所々、ヴラド・ツェペッシュのモノローグが挿入されてい。串刺し候ドラキュラの伝記の体裁になっていて興味深いですね。 おすすめ 度:★★★★
Webあれこれレペ
「零號琴」飛浩隆 星雲賞日本長編部門受賞 おめでとうございます❗零號琴p飛さんは兼業作家のため寡作ではありますがSF界では非常に評価が高く輝かしい受賞歴をお持ちの作家さんです。SF大会の企画「フフ、飛浩隆です。『零號琴』を語ります。」(声:細川俊之) すべてを語り尽くす。 公開の場で零號琴を語るのは最後ということで注目度が高く立ち見が出るほど大盛況でした。連載終了からの改稿になぜ7年かかったのか。 元ネタの開示など、作品のベースとなるコンセプトを語る語る。録音、ブログSNSでの拡散OKの企画でした。 詳しいレポートはこちらwww.asahi.com聞き手のオキシタケヒコさんの愛ある解説と朗読も…
エセ妻日碌
星雲賞 日本短編部門受賞 「暗黒声優」草野源々 おめでとうございます❗最後にして最初のアイドル (ハヤカワ文庫JA)この本には中編が3編収められているのですが表題作「最後にして最初のアイドル」に続いて「暗黒声優」も星雲賞に輝きました。(*’ω’ノノ゙☆パチパチ 受賞は逃したものの日本SF大賞の候補作でもあります。 ゲンゲンさんは日本SF界のアイドル? というより超新星でしょうかね。長男は「最後にして最初のアイドル」を爆笑しながら読んでました。 そしてSF大会ではゲンゲンさんの企画に参加し質問までしてきたのだとか。 私は他に見たい企画があって行けなかったので長男が帰省した時に詳しく聞いてみよ…
エセ妻日碌
シオドア・スタージョン『人間以上』は、タイトルがあらわすとおりポストヒューマンものです。超能力少年少女たちが集って、ひとつの個性である集団的有機体(ゲシュタルト・オーガニズム)を形成するという物語。 本作品は、人間の存在そのものを問うているようです。おすすめ 度:★★★★☆
Webあれこれレペ
SF大会の疲れがなかなか抜けないエセ妻です。SF大会には「小さなお茶会」という企画がございまして、 ゲストを囲んで少人数でお話しできるのです。 今回参加したのは倉田タカシさんのお茶会。 同時期にデビューした作家さん達も参加され、文壇カフェ状態に。 作家さん同士認めあっている姿を見たり読んだりするのは大好物なので 私的にはたいへんおいしいお茶会でした。(前日、うなぎを食べたことはナイショです)倉田タカシさんの「うなぎばか」 うなぎ絶滅後の世界を描いたポストうなぎエンタメ連作短編集 表紙イラストも倉田さん 多才ですね。うなぎばか倉田さんの漫画 IT用語解説系マンガ:食べ超 - @IT酉島伝法さん、…
エセ妻日碌
小松左京スペシャル 2019年7月 (NHK100分de名著) 「虚無回廊」回のゲストは瀬名秀明さん 白髪は増えたもののお元気そうでなにより 楽しそうに小松作品を語っていたので安堵しました。小松さんへのオマージュ作品集 瀬名さんの「新生」新生 NOVAコレクション 未完の傑作SF 「虚無回廊」 はるか5.8光年に突如出現した2光年 直径1.2光年の構造物「SS」 人間では到達不可能な距離にあるSS の探査のために 人工知能AIを越える人口実存AEを搭載した探査機が旅立つ番組では人工実存の開発者の話が中心でしたが物語が進むにつれ人間はでてこなくなり 人工実存が仮想人格を作りだしキャラが分裂するん…
エセ妻日碌
河出文庫の中村融、山岸真 編『20世紀SF』は、1940年代から1990年代までの海外SFの名品を集めたアンソロジーです。全6巻からなるシリーズを読み進めると、きっとお気に入りの作品を見つけることができるでしょう。それぞれの時代を概観する上でも重要な資料であり、後世に残したい力作です。
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上田早夕里『魚舟・獣舟』は、女流SF作家を甘く見たカチカチ頭に衝撃を与えるSF短編集です。ややハードっぽい設定も素敵ですが、ストーリーのミステリアスな展開が、一気読みさせる力を持っています。なにより、セリフ回しと、テンポが抜群に心地良いですね。
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アーサー・C・クラークの『地球幼年期の終わり』は、宇宙からの未知の生命体に席捲された世界を描いています。 空を…
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ここでは、読書を通じて、いろんな考えをしていこうという場所です。本での出会いで人生が変わるかもしれません。そんなことを共有していきたいと思います。
自分史(じぶんし)とは、自分の歴史(自分自身の生涯あるいは半生の出来事)を文章化したもの。
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本屋大賞に本屋大賞にノミネートされた作品を紹介しあいましょう。 感想や意見等々と楽しくトラックバック!
「短編小説」を執筆されている方。 「短編小説」が好きな方。 プロ・アマ問わずご自由にどうぞ。
アート、写真集、デザイン、ファッション、雑誌、建築、インテリア、リトルプレス、zine、ヴィンテージ絵本etc... 国内、海外、新書、古書問わず、アートな本に関することなら何でもOKです。
赤毛のアン、若草物語、小公女など、少女小説(児童文学)や、その関連本のレビュー、そのほか少女小説に関することなら何でも。 日本の少女小説のレビューも歓迎です。
IT関連の技術書についてお勧めを紹介する場所です。 IT業界で働く人が日々の仕事で壁にぶつかった時に出会った本があったら、どんどん教えて欲しいです(^−^)
建築の本や雑誌についてのトラコミュです。 感想、書評、紹介、おすすめ、こんなの買ったよ〜等、何でも気軽にトラックバックしてください。 建築の専門書/専門誌ではなくても、建築に関連するものであればOKです。 情報交換などに役立てばと思っています。
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ムック本についての情報
ただ好きなだけじゃうまくいかない。
皆さんが知っている知識や情報を発信しよう! 面白い事、体験談、聞いた話、本などから入れた情報などなど 幅広いテーマで知識や情報を共有できればいいなと思っています
平和大統領とは裏腹の 操り人形だった 殺人鬼 オバマ。無人機で気分次第で 民間人殺害、テロリスト支援、 2025年までの 核の増産など。 呪わしい政権だった。
忙しい現代人に送る、本要約ブログ。 読んでいただけるととても嬉しいです‼️ 宜しくお願いいたいします🙇♂️
本紹介したい方どうぞー!
NetGalleyに投稿したレビューを掲載した記事ならなんでもOKです! お気軽に投稿ください! レビュー前の参考にもどうぞ! 本の応援団として盛り上げていきましょう!
KDP出版(キンドル ダイレクト パブリッシング)を目指している方、成功した方、どんどん投稿しましょう。
ミニマリストほどではないミニマリストについて紹介します。
その本と出会った時の感動を伝えたい方、せっかく時間をかけて本を読んだ時の自分の思考を書き留めておきたい方、「その本に出会えた感動」や「その本を読んでご自分が考えたこと」などがテーマの記事を是非お寄せください。