【本・小説】新刊情報についての記事であればなんでもOK。今月の新刊やら、来月の新刊、それ以降の新刊についての記事、また、うわさでどんな新刊がでるか、などの情報など。
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1件〜50件
『動物記』高橋源一郎(河出書房新社) わたくしの読書の「メンター」のような方に、「最近何読んでますか」と訊ねた時に出て来た書籍がこれです。私は「『銀河鉄道の彼方に』は読みましたか」と訊ねました。
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『十二人の手紙』井上ひさし(中公文庫) ごく個人的な話で申し訳ないのですが、この拙ブログでは、橋本治は「文芸評論家」のカテゴリーに入っています。多分私がこのブログに最初に報告した橋本作品が、文芸
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『パーク・ライフ』吉田修一(文春文庫) 少し前に、薦められて吉田修一という作家の本を初めて読みました。 『ウォーターゲーム』という本でした。 前もっての情報もあまりなく読みました。いえ、二つだけ
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『夏の葬列』山川方夫(集英社文庫) 今となってはかなり昔、多分例の全国展開古本チェーン店で『海岸公園』というタイトルの文庫本を買いました。新潮文庫でした。 私に作者についての予備知識など全くあり
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『谷崎潤一郎 性慾と文学』千葉俊二(集英社新書) 以前より何度か本ブログで書きましたが、私は、大学は文学部というところに大昔通っていました。そこで、まー、何年か何となく通っていたら卒業せよと言
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『恋する原発』高橋源一郎(講談社) まず冒頭に、献辞のような形で2ページ、各2行ずつで、こうあります。 すべての死者に捧げる……という言い方はあまりに安易すぎる。 (
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『この国の空』高井有一(新潮文庫) 本書を読み終えて、思わずいったいどうなっていたのだろうと考えたことがあります。あれは、今どうなっているんだろう、と。 しかし、ともあれもう少し順を追って報告
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『歳月』司馬遼太郎(講談社文庫) 明治初期の、肥前出身の司法卿・江藤新平の生涯を描いた司馬遼太郎の小説であります。講談社文庫で、本文はちょうど700ページ、一冊です。 この長さというのは、司馬
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『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』芥川龍之介(岩波文庫) とうとう4回目になってしまいました。何が何でも今回はまとめねばなりません。がんばります。 前回の林先生の最初の問いかけは、「なぜ下人は羅生門の
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岩手山の噴火によって吹き出した熔岩が、山肌を流れるままに冷えて固まってできたものが 焼走り熔岩流 で、国の特別天然記念物になっています。 享保17年(1732)の噴火によってできたもので、300年近く経つというのに、ほとんど植物が進入していないという不思議な場所です。Photo by Kirishima 展望台近くにある 宮沢賢治 「鎔岩流」 の詩碑喪神のしろいかがみが薬師火口のいただきにかかり日かげになつた火山礫堆(れ...
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『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』芥川龍之介(岩波文庫) 前回最後に報告していたのは、「羅生門」執筆直前に芥川が、後々までかなり強烈なトラウマとなる失恋を経験したということでした。 後年芥川は、当時を振
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『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』芥川龍之介(岩波文庫) 少し前に本ブログで、中島敦の「山月記」についてだらだらと調べたことを「剽窃」まがいに報告しました。そうしたら、友人の高校の国語教師が面白がってく
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『献灯使』多和田葉子(講談社文庫) 前回、私はこの筆者の持ち味であるシニカルと軽妙さは、この小説のテーマに本当に合っているのかという、ちょっと「厚かましい」感じの報告と意見を書きました。 その続
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『献灯使』多和田葉子(講談社文庫) この文庫の裏表紙の宣伝コピーに、こうあります。 「震災後文学の頂点」 東日本大震災から9年が過ぎて、そろそろ評価の定着した文芸作品が出始めてもいいころ
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『三四郎』夏目漱石(岩波漱石全集第五巻) 『三四郎』を読まねばなるまいと考えたのは、その前に『漱石激読』(石原千秋・小森陽一)という本を読んだからであります。 この本の中に、美禰子はこれっぽっち
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『三四郎』夏目漱石(岩波漱石全集第五巻) よし、『三四郎』を読もうと思いました。その理由は下記に記しますが、さて、何で読もうかな、と。 何で、というのは、家には角川文庫、新潮文庫、そして新書版の
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題名の「脱走」という言葉からは、村上龍氏の『希望の国のエクソダス』を思い出す。が、社会システムとしての日本からの「脱出」を描いた『エクソダス』と、本作の「脱走」はいささか異なる。まずは概要を示そう。
何か読めば、何がしか生まれる
『漱石激読』小森陽一・石原千秋(河出ブックス) この本は一応対談集、とでもいうのですかね。 漱石文学についての二人の研究者のディスカッションです。 かなり以前より私は、対談集の類についてはあま
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『吾輩は猫である』夏目漱石(岩波文庫) あれこれ浮世との関わりもあって、しかし結果的には、ここんところけっこう暇でした。(まー、一連の「コロナ」禍のせいですね。) しかしそのせいだけでもなく、例
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『破れた繭・夜と陽炎……耳の物語12』開高健(新潮文庫) 前回の続きです。 前回最後に書いていたのは、開高健の文体は、関西弁に標準語をアウフヘーベンした(逆かもしれません)、最強の関西人文体ではな
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『破れた繭・夜と陽炎……耳の物語1・2』開高健(新潮文庫) この度、岩波文庫に初めて入った開高健の小説がこれだという事を知人から聞き、そういえばむかーし新潮文庫で買ったのがあったはずと書棚をごそご
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宇多田ヒカルの曲が好きだ。 正確に言えば、彼女が一時音楽活動を休止しそして子を産み、母親をあのような形で亡くした後の彼女の曲が好きだ。 どこか孤独のエッセンスを加えた前向きな曲や希望を散らした願い事、それは歌詞も然りだがメロディーや楽器の旋律もたまらなく惹かれる所が多い。 元々彼女の曲は聞いていたが、そこまで入り込むほどでもなかった。 しかし私が3度目の流産をし、打ちひしがれてる時に彼女の 『真夏の通り雨』 という曲が流れてきて、その瞬間に自分の気持ちをそのまま代弁されてるような、しかも曲に包まれて浄化されるような不思議な気持ちに包まれた。 ~夢の途中で目を覚まし 瞼閉じても戻れない さっきま…
私は親になれない
『コーヒーと恋愛』獅子文六(ちくま文庫) 作者獅子文六の小説は2冊目です。前回読んだ『てんやわんや』の読書報告は本ブログにあります。少しそれを読み直してみました。 なるほど、今の私の記憶とほぼ
近代日本文学史メジャーのマイナー
桜は「散る」、梅は「零れる」、朝顔は「萎む」、菊は「舞う」、多彩な終焉の表現がある中、崩れるとはいかにも王座らしいですねと指が止まりました。穀雨も末候ですね。今日から五日間は牡丹華(ぼたんはなさく)という季節です。
紅龍堂書店の日々
五風十雨(ごふうじゅうう)――五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る天気のことですが、農業からすれば順調そのもの。今、コロナウイルスで人間社会は激変を強いられていますが、大気は例年以上に穏やかです。そうであれば、できることがあります。作付けです。
紅龍堂書店の日々
『山月記・李陵』中島敦(岩波文庫) 「山月記」についての報告の3回目になります。 今回は、三つのその理由を考えたいと思います。特に三つめが、この度「勉強」をしていて新しく「はっ」と思ったものであ
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ピリリと山椒が効いたような鋭い洞察を、やわらかな言葉に落とし込むのは優れた詩人の常ですが、こんなに切ない詩も描かれるのですねと、社会人になってから胸を締め付けられたのが、「虹」です。石垣りんさんの詩集『レモンとねずみ』より。
紅龍堂書店の日々
『山月記・李陵』中島敦(岩波文庫) 前回から中島敦「山月記」について、わたくしが少々「勉強」いたしましたことを報告しています。 今回は、教科書に少し寄り道をした後、山月記の魅力について、考えてみ
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『男であることの困難』小谷野敦(新曜社) 前回の続きです。 漱石の『こころ』についての評論の内容紹介をしていました。 実は私は、この筆者の『こころ』についての文章は、以前にも別の評論を読んだ事
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『クワイエットルームにようこそ』松尾スズキ(文春文庫) 私には、読書指導のメンターのような方がいます。 いえ、実際、世の中にはちょっと信じがたいような「本読み」は、実はごまんといるようですね。ち
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『百年の散歩』多和田葉子(新潮社) ドイツのことを何も知りません。 いえ、居直っているわけではありません。我ながら困ったことだなあとは思いつつも、何といいますか、なかなか、えいやっ!と、改めて西
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『母の遺産――新聞小説・上下』水村美苗(中公文庫) 上下2冊の力作長編小説です。 といっても、この筆者の過去の作品『本格小説』などに比べたら、ほぼ半分の分量です。 この方は、天性の長編小説作家です
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『山椒魚』井伏鱒二(新潮文庫) 『山椒魚』の冒頭に「山椒魚は悲しんだ。」とあります。 また、この井伏鱒二の初期短編集には12の短編小説が収録されていますが、その多くの作品に「くったく」と
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『影裏』沼田真佑(文春文庫) 3つの小説が収録されていますが、1つ目の小説「影裏」が芥川賞受賞作です。 冒頭から続く森の描写、これがびっくりするくらいよかったです。 明晰で透明感があって、何だ
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『晩年』太宰治(新潮文庫) 以前より私は、太宰治は我がフェイヴァレット作家のひとりだと本ブログで書いてきました。今でも基本的にそう思っています。 この度、太宰治の第一作品集『晩年』を読みまして、
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『アサッテの人』諏訪哲史(講談社文庫) 言葉にこだわった小説ですね。 しかし、まー、仮にも小説を書こうとする人なら、言葉にこだわらない人は、いませんよね。 小説を書きながら言葉にこだわらないとい
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『三つの空白―太宰治の誕生』鵜飼哲夫(白水社) この間まで森鴎外の伝記関係の本を何冊かまとめて読んでいましたら、結構おもしろかったものの、20冊近く読んだらちょっともう鴎外はいいかなという気にな
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『マチネの終わりに』平野啓一郎(毎日新聞出版) 「失恋」という言葉がありますね。 あー、そういえば、若かりし頃、心ならずもこの語の現す事態に、何度も何度も引きづり込まれていたなぁ、と、わたくしは
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『鴎外闘う家長』山崎正和(新潮文庫) 鴎外についての本をあれこれ読んでいますと、「扣鈕(ぼたん)」という詩がいろんなところに出てきます。それを何度となく読んでいると、とても哀感があっていい詩に思
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先週、JR東日本の大人の休日俱楽部パスとレンタカーを使って、津軽半島を周ってきました。 天候にも恵まれ最高の旅でした。Photo by Kirishima太宰治 記念館 「斜陽館」 明治40年、津軽の大地主・大富豪の津島源左衛門(太宰の父)が今の金額にして約10億円をかけて建築した入母屋造りの大豪邸である。 旅館 「斜陽館」 として営業していたものを町が買い取り、1億円以上をかけて解体修復し、建築当時のままの姿によみがえらせた...
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Photo by Kirishima国道339号線、通称 「階段国道」 この国道を100メートルくらい下っていくと、竜飛漁港に出る。竜飛漁港、竜飛の集落。 高台に見える建物が 「ホテル竜飛」。 ここから300メートルくらい行ったところに太宰の文学碑がある。竜飛漁港にある太宰治文学碑。 太宰治をして 「ここは本州の極地である。この部落を過ぎて道はない。ここは本州の袋小路だ。」 と言わせた漁村である。 現在でもその面影は失わ...
Anthony’s CAFE
『騎士団長殺し・第1部第2部』村上春樹(新潮社) この本の読書報告は2回目です。 2回目というのは、連続としてのものという意味ではなく、本ブログに2回別々の感想文を書いた、という意味ですね。つい
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『死霊Ⅰ』埴谷雄高(講談社文芸文庫) ……うーん、やはり。 ……やはり、第一次戦後派のあたりが弱い、な、と。 ……えっと、何の話かと申しますと、ははん、とお気づきの方もいらっしゃるだろうと思いますが
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『ポトスライムの舟』津村記久子(講談社文庫) 休憩終了のベルが鳴り、ラインが動き始める。休憩前よりは軽く感じる手を上げて、流れてきた一本目の乳液のキャップを固く閉めて、表裏上下とひっくり返して確
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『パンク侍、斬られて候』町田康(角川文庫) 冒頭しばらくして本書の重要な登場人物(というか、と「登場集団」)の「腹ふり党」の説明が出てきます。本作品は2004年に単行本として刊行されていますが、
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★商品を見る→デカ文字文庫 森鴎外 高瀬舟 626円 私は森鴎外の高瀬舟を時々思い出したように読む。 島送りになった罪人の喜助と、護送する同心の庄兵衛。 ふたりが高瀬舟の上で しみじみとした会話をする場面
きれいの秘密を見つけよう♪
【本・小説】新刊情報についての記事であればなんでもOK。今月の新刊やら、来月の新刊、それ以降の新刊についての記事、また、うわさでどんな新刊がでるか、などの情報など。
芥川龍之介賞・直木三十五賞・本屋大賞受賞作家、候補作品小説の読書感想・書評・レビューお待ちしています。
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ただ好きなだけじゃうまくいかない。
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平和大統領とは裏腹の 操り人形だった 殺人鬼 オバマ。無人機で気分次第で 民間人殺害、テロリスト支援、 2025年までの 核の増産など。 呪わしい政権だった。
忙しい現代人に送る、本要約ブログ。 読んでいただけるととても嬉しいです‼️ 宜しくお願いいたいします🙇♂️
本紹介したい方どうぞー!
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KDP出版(キンドル ダイレクト パブリッシング)を目指している方、成功した方、どんどん投稿しましょう。
ミニマリストほどではないミニマリストについて紹介します。
その本と出会った時の感動を伝えたい方、せっかく時間をかけて本を読んだ時の自分の思考を書き留めておきたい方、「その本に出会えた感動」や「その本を読んでご自分が考えたこと」などがテーマの記事を是非お寄せください。