人の死にふれ、一日の『重み』を知る
先日、おじさんが病気で亡くなった。 お話する機会は少なかったように思うが、元気だったおじさんの顔は割と鮮明に思い出せる。 今回は非日常の人の死から感じたことを書きたい。 火葬場で一時間ちょっとしてから再開したおじさんは、熱くてモワッとした台の上で、白い骨になっていた。 箸でつまむと、くだけてしまいそうなほど、脆くなった骨。あの威厳のあったおじさんの片鱗は全くなかった。 あっけない。 亡くなったとはいえ、まださっきまで、人のかたちをしていたのに。 私の知ってるあのおじさんには思えない顔をしていたけれど、でもそこにはおじさんが安らかに眠っているようにも思えたのに。 辛い病気との戦いを終えて、ゆっく…
2025/04/16 18:57