長編小説、ノベルシリーズ

それは幻の…夢見るホテル 第６章 そして時計の針がゆっくりと進む…８

　　山下さんは、じぃっと恭介の目を見ると…「もう…仕方がないわねぇ」大きくため息をつく。「あなたには…何も言わないように、と言われているんだけどねぇ」ポソリと…

全てがまぁるく繋がって…ケンタと紫のバラ…第1章…14

 こんばんは！暇人です。今日は気持ちのよい天気でした。ようやくヘルパーさんと、こたつ布団を出し、今晩はヌクヌクだぁ～喜んでおりました。昼間は暖かだったので、ま…

「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編 伯爵家の次期当主はすこしだけ恩人の恋心に報いたい

「おまえ、来週末から里帰りするんだってな」文官のアーサー・グレイが王宮にある事務室で書類仕事をこなしていると、騎士団所属のリチャード・ウィンザーがいつものようにふらりとやって来て、締まりのない笑顔でそんなことを言う。こう見えて彼は公爵家の嫡男である。おそらくいずれ爵位を継ぐのだろうが、にもかかわらず騎士という危険な職業に就き、二十代後半になるのにいまだに結婚もせず自由にしているのだ。そんな彼に思うところはありつつも嫌いになれない。アーサーにとってはパブリックスクール時代の同級生であり、誘拐された娘を救出してくれた恩人でもあり、いまは友人とも呼べる間柄だ。ただ——彼のほうは、どうやら友情以上の感情を持っているらしいのだ。あまりにも態度がわかりやすくて周囲はだいたい察しているのだが、それでも本人は何も言おうとしない...「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」番外編伯爵家の次期当主はすこしだけ恩人の恋心に報いたい

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第13章　　消えた仲間を探せ！…13

「じいちゃん…」　もしかして…聞いてはいけなかったのだろうか？裕太はうなだれる。じいちゃんは、そんな裕太の様子に気付くと「あっ、ごめん、ごめん。　大した事じゃ…

緩い急行、遥かな愛〈30〉 昌子の命令

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・重松が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

それは幻の…夢見るホテル 第６章 そして時計の針がゆっくりと進む…７

「あらっ！」　なぜか制服姿の山下さんが、乗っていた。恭介に気付くと、ニッコリと微笑む。「あの…ミアさんは？」彼女なら、きっと知っているだろう…と思い、聞いてみ…

あっという間に11月！ケンタと紫のバラ…第1章…13

こんばんは！暇人です。今日は雲が多めでしたが、暖かな1日でした。ついに、 11月に入りましたね！何かと気ぜわしくなる月です。この暖かさも、あと少しなのかな？も…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第13章　　消えた仲間を探せ！…12

「裕太は、すごいなぁ。　ワシは入り口が見つけられなかった」　じいちゃんは、穏やかな微笑みを浮かべる。「そうなんだぁ～」（でも、あれは…颯太が見つけたんだ）裕太…