長編小説、ノベルシリーズ

ある日の善行さん 　遠い日の熾火…１

　　子供の成長とは、驚くほど早いものだ…善行は中庭で遊ぶ、小さな女の子を眺めて、目を細める。もちろんかつて自分も、父親だったことがあるのだから、理解しているは…

１４年来のお付き合い！難攻不落のあの頂を目指せ 　114

こんばんは！暇人です。ついに梅雨入りしたようですね朝は曇りでしたが、午後から降り出しました。今朝は早めに歯医者に行き、午後は本を読んでいました。 神様には負け…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…103

「えっ」　いきなり藪から棒に、何を言うんだ？「死んじゃうの？ボクたち…」早とちりをして、裕太は悲痛な声を出す。それよりも…今いるこのほら穴から、もしかしたら永…

揺い急行、遥かな愛〈2〉 冷凍みかんと臭い足

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene13ガラスの靴を、シンデレラ…３　　最終章

　　静かに自分の部屋へと戻ると、彼女はそっとクローゼットに近付く。今晩は女の子の父親が、帰りが遅いので、2人だけの夜だ。寝室には月明りが差し込んでいて、レース…

ついに出た！汗まみれの骨無しのお願い…難攻不落のあの頂を目指せ 　113

こんばんは！暇人です。今朝は曇り空でしたが…昼間から、暑くなりました。気温は軒並み急上昇⤴️⤴️⤴️汗をダラダラとかいた、1日でした。図書館は閲覧とかは、一切…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…102

　　ショーンという翼をもつ男は、自分の背中を気にする仕草をすると、「まぁ～仕方がないな！　君たちの世界では、私のような異形の者は…　おそらく存在しないだろうか…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene13ガラスの靴を、シンデレラ…2

　　その《シュウヘイおじさん｠というのは、母親の古くからの知り合いだ。昨年ようやく、《カスミ｠と結婚したのだ。その結婚式には、この母子も招待された。女の子はそ…

マッサージは、ポッチャリした人の方がいい？難攻不落のあの頂を目指せ 　112

こんばんは！暇人です。昨日はかなり風も強く、雨も激しく降りました。かなりの荒れ模様で…処方された薬が取りに行けないくらい今朝はポツポツと降っていましたが…梅雨…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…101

（なんとかして、目を覚まさせなくては！）　そう思うけれど…いい手が思い浮かばない。だから仕方なく…「助けられたって、どういうこと？」ポツンとつぶやいた。 「な…

「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」第4話 侯爵家の気弱な従僕は先輩侍女に逆らえない

「ジョン、服を脱げ」豪奢な椅子にゆったりと座している美しい男性が、尊大に命じる。その正面に立たされていた八歳のジョンはビクリとして固まるが、すぐ後ろに控えている叔父夫妻に脱ぎなさいと促されて、おどおどしながらシャツ、ズボン、靴下とひとつずつ脱いでいく。やがてパンツ一枚になった。恥ずかしいというより、何をさせられているのだろうという不安のほうが大きかった。うつむき加減のままチラリと視線だけを前に向けると、彼は冷ややかに言い放つ。「下着もだ」言い知れない恐怖にぞわぞわと肌が粟立った。それでも叔父に早く脱ぎなさいと言われると逆らえなかった。全身にまとわりつくような視線から逃げるように目を伏せ、いつのまにか小さく震えていた手をおずおずとパンツにかけた。ジョン・グラミスは、貴族とは名ばかりの貧乏男爵家に生まれた。領地も持...「伯爵家の箱入り娘は婚儀のまえに逃亡したい」第4話侯爵家の気弱な従僕は先輩侍女に逆らえない

【おすすめ本シリーズ⑩】Q＆A(恩田陸)

今回のおすすめ本は、恩田陸の「Q＆A」です。大型商業施設で発生した重大死傷事故の真相を究明するべく関係者への質問を行っていきますが、回答が集まっていくにつれ謎は深まっていきます。最後に明らかになる重大死傷事故の真相とは。

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene13　　ガラスの靴を、シンデレラ…１

「ねぇ、母さんが…エラなの？」　話し終わって、ひと息ついていると、小さな女の子が目をイキイキとさせて聞く。もう眠る時間だと言うのに…少しも眠たそうな様子を見せ…

いよいよ梅雨？雨の1日…難攻不落のあの頂を目指せ 　111

こんばんは！暇人です。今日は昨日よりは、かなり涼しくて…曇り空でした。降る…と聞いていたのですが、昼前までは大丈夫で地元の病院の診察だったのですが、洗濯物を外…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…100

　　この翼のある男は、特に裕太を説得しようとか、何かさせよう…というようなことは、一切しなかった。だけども…この人は、ヤバイ人？と、裕太はやや警戒するように、…

おすすめ本シリーズ④　夜のピクニック

高校生が24時間で80km歩き続ける伝統行事に挑む様子を綴った小説。親友たちと徹夜で歩き続けるなか、繊細な世代の微妙な人間関係が浮かび上がってきます。誰もが感じた事のあるノスタルジーな世界を感じられる良質な小説です。

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…47

　　戸惑うように立ちすくむ大家さん、カスミ、そしてシュウヘイ。みんなはただ固唾を飲んで、その成り行きを見守っている。　山の方から、鐘つき堂の鐘の音が、聞こえて…

そろそろ雨の予感？連休中…やらかしてしまったこと！難攻不落のあの頂を目指せ 　110

こんばんは！暇人です。今朝は気持ちよく晴れていたのですが…午後から雲ってきました。ムシムシしてたのがですね、少し涼しくなりまして…いよいよ梅雨がやって来るのか…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…99

「はぁ～？何を寝ぼけたことを、言ってるの？」　裕太はますます、顔をしかめた。そんなに都合よく…なんでもハイハイと、信じられるわけがないだろう？裕太は苦々しい顔…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…46

「ここへは、あなたがわたって来るのよ。　私たちには、渡れないから…」　境界線の向こうから、静かに魔法使いが言う。境界線とはいっても、クッキリと線が引かれている…

それが乙女のポリシー？難攻不落のあの頂を目指せ 　109

こんばんは！暇人です。今日も暑い１日でした…気温が軒並み上がり↗↗汗まみれで家に帰ると、もう夕方は、出かける気力はありませんでした…外出自粛しないといけないし…

第4話　侯爵家の気弱な従僕は先輩侍女に逆らえない

「ジョン、服を脱げ」　豪奢な椅子にゆったりと座している美しい男性が、尊大に命じる。　その正面に立たされていた八歳のジョンはビクリとして固まるが、すぐ後ろに控えている叔父夫妻に脱ぎなさいと促されて、おどおどしながらシャツ、ズボン、靴下とひとつずつ脱いでいく。　やがてパンツ一枚になった。恥ずかしいというより、何をさせられているのだろうという不安のほうが大きかった。うつむき加減のままチラリと視線だけを前...

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…98

「えっ」　その人の姿を見たとたん…なぜだか裕太は、（この人は…どこかで見た）と思う。そんなことは、あるわけがない、と思うけれど…だが不思議なことに、初対面とい…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…45

　　トンネルの先に向かって、エラはゆっくりと足を運ぶ。その向こうには…エラが初めて迷い込んだ、あの森へとつながっているのだ。これは、夢なの？現実なの？エラは思…

今度はロボット？アイスクリームと骨無し女…難攻不落のあの頂を目指せ 　108

こんばんは！暇人です。昨日はムシムシとした、曇り空でしたが…今日は見事な青空が広がりました…と言いたいけれど、黄砂がかなり飛んでいたのか、朝から鼻水ズルズル(…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…97

　　思ったよりも、おとなしい…それが初めて見た動物の、第一印象だ。それにしても、何と大きな竜なのだろう。思わず（食べられたりしないのだろうか？）と、腰を抜かし…

緩い急行、遥かな愛〈1〉 赤い鉢巻きと黒いタイト

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…44

「灯りだ！」　シュウヘイが思わず、声を上げる。「ホント！誰か、いるのかしらね？」すぐ後ろに来ていた大家さんも、うなづく。「よかった！」やけに安心したように、カ…

プレゼントはあなた？母の日のプレゼント！難攻不落のあの頂を目指せ 　107

こんばんは！暇人です。今日は曇りがちの空で…ムシムシとした天気でした。 土日は雨の日が多かったのですが、今日は何とか曇りこのところ体調を崩していた娘が、「今日…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…96

　うわぁ～っ　ひぇ～っ　その固いウロコを持つ動物に、裕太は腕を回してしがみつく。（ジェットコースターみたい…　いや、あれよりも、怖いかも…）ジェットコースター…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…43

「ねぇ…目的地はまだ？」　カスミも不安そうに、誰にともなく聞くと、大家さんは辺りをキョロキョロと見回して「そろそろ…合流地点のはず…なんだけどねぇ」エラたちと…

私は雨女！止まない雨の１日…難攻不落のあの頂を目指せ 　106

こんばんは！暇人です。今日は晴れる…と聞いていたのですが！朝から雨そして、昼になっても止まず…むしろ私が歩いていると雨がざぁざぁ降りになぜだぁ？雨女だからか……

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…95

　　ワニ？　　トカゲ？　　ワニって、そもそも飛ぶのか？裕太は頭をかしげる。それよりも…ジュンペイはどうしているのか？だが…この状況で、確認する余裕もない。すさ…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…42

　　ここを本当に、通るのかぁ～エラは正直なところ、不安になってきた。暗くて、いかにも今は使っていない雰囲気のあるトンネルだ。しばらく待っていると、カツカツカツ…

バネに負ける女～日陰を探して…難攻不落のあの頂を目指せ 　105

こんばんは！暇人です。今日は、昨日とうってかわって、見事な青空が広がりました。いや、暑いくらいでした…黄砂が飛んでいるのですか？朝起きると、鼻水がタラリ花粉症…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…94

　　こんな状態なのに…ジュンペイが全く平然とした顔をしているのも、どうも納得がいかない。それに何だか…自分の座っている位置が、微妙に変わっているような、気がす…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…41

　　携帯を灯りの代わりにしても、バッテリーがもつか、心配だ。いよいよ懐中電灯の出番かなぁ～そう思って、エラはカバンの中を探っていると、シュウヘイはピタリと立ち…

【おすすめ本シリーズ特別編】東野圭吾長編小説ランキングベスト10

今回のおすすめ本は、東野圭吾長編小説です。数多くの作品より個人的におすすめの作品をランキング形式でベスト10を発表してます。簡単なあらすじやおすすめポイントの他、映画化やドラマ化されている作品についてもまとめています。

雨の連休最終日、おうちでお花！難攻不落のあの頂を目指せ 　104

こんばんは！暇人です。さっきせっかく書いたのに…なんと、下書き保存を押したら…全てが消えてしまいました嘘でしょ？あとは、あとがき…というところだったので、すご…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…93

「知ってるか、この穴、本当に竜がいるんだぜ」　ニヤリと笑い、ジュンペイは裕太の顔を、興奮した面持ちで見つめた。「えっ」何をいきなり…と、裕太は戸惑う。（コイツ…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…40

　　大家さんの後に続いて、信子も車から出て来る。「車…このままで大丈夫ですか？」心配そうに聞く。「大丈夫！この辺りは、車の往来がほとんどないから」大家さんがに…

こんなに小さかったっけ？義母の後ろ姿…難攻不落のあの頂を目指せ 　103

こんばんは！暇人です。今朝はよく晴れまして、日中は暑いくらいでした。 本日は…早めの母の日のプレゼントを届けに、ダンナの実家に行ってきました。すごいよい天気で…

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…92

　　夢の中で裕太は、白衣の不気味な男に詰め寄られていた。「さぁ～君を、どうしようか？　サルにする？　犬にする？　それとも、クローンにしようか？」ひひひ…不気味…

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…39

　　エラとシュウヘイが戻ると、車の中は相変わらず、カーラジオから歌が流れ、カスミや大家さんが何事か、話し込んでいるのが見えた。林の中からゆっくりと姿を見せると…

あなただれ？まさかのかさま、間違えた…難攻不落のあの頂を目指せ 　102

こんばんは！暇人です。 今日は久々に、穏やかな晴天でした。ダンナと買い出しに行った時、まさかのかさま！他人と間違える豆腐のコーナーで、「ねぇねぇ」と言って、か…

★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎（あしかせ）」第三〇話 更新★★★

前世版剣の舞踏会にあたる場面は神無月の巫女世界における謎のひとつ！アニメではわずか数カットとはいえ、涙なくして見れない…。どんな経緯があったのか気になりますね。姫子と千歌音の想いと強さとが現世とは逆転しているのが、なかなかのツボなんです(笑)＊＊＊＊＊＊＊＊神無月の巫女二次創作小説「夜の桎（あしかせ）」第三〇話:おろちの不自由を更新しました。「やけっぱちにタケノヤミカズチに乗って、何もかも壊し尽くして、その果てに月に飛んで行ったってお望みどおり死ねっこないわ。あなたの未来がそうさせないもの。この星に生まれて、この地にいつかは死ぬ。それが、あなたのさだめ」自分にくどくどしく垂れる説教訓戒の類は、坊主どもの念仏の題目か、異国の言葉のようなもんだと、この男は聞き流していた。教え諭すなら、死んでからにしやがれと。貧しく...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎（あしかせ）」第三〇話更新★★★

冒険の旅へ出かけよう！　宝の島　続編　第９章　　懲りない男たち…91

　　人生の終わりの瞬間には、走馬灯のように、色んなシーンが頭の中をよみがえる…という。裕太の頭の中には、なぜだか…見たこともない街の、とてつもなく巨大な建造物…

緩やかな急行、遥かな愛〈序〉 旅の格差と重さ

「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何？」を、科学的、文学的、ときどき叙情的（？）に解き明かす恋愛論ブログです。

ちょっと待ってよ、シンデレラ（改訂版）scene12シンデレラはガラスの靴をはいて…38

「さぁ、時間切れだ。そろそろ行こうか…」　上の方から、声が降って来て、エラの背中をポンポンとシュウヘイが優しくたたいた。　それは初めて抱く、不思議な感覚だった…

おうちで楽しもう！骨無し的お花の楽しみ方！難攻不落のあの頂を目指せ 　101

こんばんは！暇人です。今日は変な天気でした。朝から風が強く…どんよりとした雲がドーンと居座って、雨が降るかな？降るのかな？と思うと…昼頃にいきなり、ザァ～大粒…