【書評】松田青子「持続可能な魂の利用」-この「おじさん」の国に強く鋭い言葉たちが放たれる!松田青子も彼女が紡ぐ物語もとんでもない!!
持続可能な魂の利用 posted with ヨメレバ 松田 青子 中央公論新社 2020年05月20日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 少女たちから「おじさん」が見えなくなる。そんな衝撃的なプロローグから始まる物語。これはもうとんでもない!個人的な読書体験の中でここまで女性の立場から今の日本を描いた小説を僕は知らない。女性たちが常に「おじさん」の視線に晒され自由になれないこの国。主人公の敬子は妹のいるカナダでの短期滞在から帰国し、空港に降り立った途端に激しい違和感を感じる。女の子たちが声が小さく弱々しい。彼女には日本の女の子たちが「最弱」に…