【書評】凪良ゆう「流浪の月」-本年度本屋大賞受賞作!誘拐事件の被害者と加害者が再び出会った!
流浪の月 posted with ヨメレバ 凪良 ゆう 東京創元社 2019年08月29日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 今年の本屋大賞受賞作。全体は6つの章に分かれている。1章が「少女のはなし」、2章以下は「彼女のはなし」と「彼のはなし」が数章ずつ。謎めく1章、次に来る「彼女のはなし1」がプロローグ的な内容になる。話の分かる両親と幸せな暮らしを送っていた主人公の更紗。しかし、父母がいなくなり彼女の日々は暗転、厳格な叔母の家での悲しい日々が待っていた。しかも、この家では…。 これは誘拐事件で被害者と加害者になった少女と大学生の物語だ。ここ…