ネズミトリとネズミの結婚・・ウルグアイ
子どもに聞かせる世界の民話/矢崎源九郎編/実業之日本社/1964年ネズミなのに「ネズミトリ」とは?ネズミトリというネズミが、銅貨を拾い、ネズミを見つけて結婚しました。あるとき、ネズミとネズミトリは友だちにまねかれて、でかけました。とちゅうまでくると、ネズミは、おかみさんのネズミトリが大事にしまっておいたチーズのことを思い出しました。食べたくて食べたくてたまらないネズミは、ハンカチをわすれたという口実で、ひとりでうちへもどると、台所の天井にぶらさがっているチーズめがけて、エイッととびつきました。ところが、チーズの下には大きなお鍋がかかっていて、そのお鍋のの中に落っこちて、あっというまに死んでしまいました。ネズミトリは、友だちの家で、だんなさんのネズミがくるのをまっていました。けれども、いつまでたっても、こな...ネズミトリとネズミの結婚・・ウルグアイ