戦時貯蓄債券と特別報国債券
先日、戦時貯蓄債券と特別報国債券を頂きました。 これらの表面を見ますと「昭和17年」「昭和18年」「昭和19年」の文字が書かれています。太平洋戦争中ですね。 債券とは「国家、公共団体、銀行、会社などが必要な資金を借り入れる場合に発行する公債、社債などの有価証券」のことです。 今回頂いた戦時貯蓄債券と特別報国債券は、国が国民から戦争で使うお金を集めるための手段として戦争中に販売した「債券」の1つです。 (貯蓄債権発行の背景) 1931年(昭和6年)に日中戦争が起きると莫大な軍事費が発生しました。 その軍事費は、増税だけではまかなえることができなくなったため、1927年(昭和12年)9月10日、臨…