詩歌

ノートの５首（４-４）汗を拭って

　昨日に続き、歌稿ノートより、５首をアップします。 創作のアイデア募りでないからね「これもある」とは止めてほしいね 茹で卵三つがあれば休戦の提案ととり一つを摘…

ノートの５首（4-3）はかなみおれば

　９月２５日の記事を削除してしまったようなので、再掲します。 エアコンの風を弱めてPCに楽を鳴らせば眠気差しくる 不機嫌なエアコンを宥めすかしては奥の手用い風…

ノートの５首（４-３）はかなみおれば

　昨日に続き、歌稿ノートより、５首をアップします。 エアコンの風を弱めてPCに楽を鳴らせば眠気差しくる 猛暑日は過ごしにくいね冷風を浴びれば浴びたで身体がつら…

ノートの５首（４-２）想定内さ

　昨日に続き、歌稿ノートより、５首をアップします。 嬉しくて数字にひひっと笑ったがなあに僕には想定内さ スマホでのEvernoteの歌稿の新しい欄に一首を入れ…

ノートの５首（４-１）甘い罪の味

　９月６日以来の「今日の５首」に戻って、（４-１）のアップです。 レジ袋が有料化され屑籠に入れる袋の貴重とはなる 初めてのカップアイスでないけれど冷たく甘い罪…

一茶「七番日記」（上）を読む（４）

岩波文庫の一茶「七番日記」（上）より、４回めの紹介をします。

生まれつきの抜け殻

野菜とパン野菜とパン野菜とパン一人なのに手の込んだものを作っても意味ないから野菜とパン野菜とパン野菜とパン毎食毎食それでいい幸いなことに飽きることはないので野菜とパン野菜とパン野菜とパンそれでいい生まれつきの抜け殻中身のない心に無気力の風が吹く...

ノートの３首（５-２０）真昼間どきを

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 生き急ぐかのように無理をする妻に手出しできない不機嫌に目守る エアコンの風のかげんもよろしくて眠くなるよな…

泣けないと泣く

泣けないよお泣けないよおと泣いているこんなに悲しいのに泣けないよおと泣いている泣きたいよおと泣いている豪雨のような涙をどうにもできなくてただ飲み込むしかないのが苦しくて泣けないよお泣けないよおと泣いている冷静でいることが長年の習性になった私はいつも　いつも泣けないよおと泣いている...

ノートの３首（５－１９）スクリーンショット

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 ひと回りして投票のようやくに加点を果たす急いで戻る Wi-Fiを切るは投票のみなので加点をすればすぐにも戻…

葛原妙子・歌集「をがたま」を読む

歌集「をがたま」を読み、「葛原妙子全歌集」を読み了えました。

この世なんて

また　ひとり赤ちゃんの泣き声が聞こえるよまた　ひとりどこかで誰かが死んで行くよまた　ひとり涙に暮れる人がいるよまた　ひとり傷つく人がいるよ死のうとしている人の隣りから笑い声が聞こえて来るよこの世なんてそんなものさこの世なんてそんなものさ空は今日も意地悪なほどに青いよ...

ノートの３首（５－１８）マイケルジャクソン

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 PCにマイケルジャクソン流しつつ明日公開の記事を書きゆく 冷房が効かなくなってエアコンをしばらく強の送風に…

孤独の音が聞こえる

孤独の音が　聞こえる孤独の音が　聞こえる音のない孤独の音が今日も私の　耳に障るそう孤独は音がしないんだだけど街の喧騒雨音そんな音に混じって音のない孤独の音が　聞こえるそれは　「静寂」とも違う孤独の音はいつも不安をかき立てる孤独の音が　聞こえる孤独の音が　聞こえるとてもノイジーな音のしない音が聞こえる...

日和良い秋の日、気まぐれオジサン、遠景を眺めつつ家籠り　　(^^)v

ノートの３首（５－１７）雨蛙

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 磨り硝子の向こうを影が移りゆく動き方から雨蛙らしい メールよりアプリCOCOAを受け入れる感染接触報せると…

「ウンガレッティ全詩集」より詩集「喜び」を読む

「ウンガレッティ全詩集」より詩集「喜び」を読み了えました。

死神か見送りか・その２

私が夜勤のときに限って患者さんは旅立ったみんなに「死神」と言われたけど気にならなかった死に化粧が上手になった女性の患者さんのときはできるだけ薄くファンデーションを塗って淡いピンクの紅を引くすると患者さんの表情は　いつも息を吹き返したようになったんだ着物の合わせは　左前紐の結びは　たて結び二人がかりで　汗だくになって終えた患者さんの旅支度ご遺族に「きれい・・・眠ってるみたい」そう言ってもらえることが...

ノートの３首（５－１７）気紛れかげん

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 繰り返す起動と停止エアコンの気紛れかげん楽しんでいる 昼餉あと器を濯ぎ思うかな小鉢といえど不思議な形 土曜…

「もう古希だいやまだ古稀だひとジャンプ」、心は浮沈するものなんだねぇ　(;^ω^)

秋の風（再掲載）

胸騒ぎ秋の　風なのに自分の体温を　感じただけで汗が　噴き出る生きている　という忌まわしさ...

ノートの３首（５－１５）至福を得たよ

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 ハムスターのブログの記事に書かれあるNO MORE WAR心にしみる 百合の葉に昼寝している雨蛙つかまえよ…

生の隣り（再掲載）

生きている一瞬一瞬の　わたしの　隣りにいつも　居るのは死...

「信ずること」って、久しぶりに腑に落ちてきた、簡易な言葉だけど奥行きは深いなぁ　　(^^)/

ノートの３首（５－１４）トリヴィアリズム

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 到達に行ったぜベィビィ呟いてフーウと大きな溜め息をつく はろばろとした気分にはなれなくて僕は元々気が小さく…

第４２回会員の詩書を祝う会

第４２回会員の詩書を祝う会が持たれました。

不安と駆け落ち（再掲載）

不安が　私を愛してやまないので二人で　駆け落ちをした...

家籠りのお供は「本」かな、夜のお供は「お酒」かな、心のお供は「連れ（妻）」かな、でも空に昇っているのでどうすれば　? (;^ω^)

ノートの３首（５－１３）山鳩の声

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 エアコンは動かないけど山鳩の声がはっきり聞こえる午後だ しかしまあよく寝たものだ八時間余り眠ってすっきりと…

あなたは花になりました

あなたは花になりました春になって産まれたての　花びらを一枚一枚　けなげに開くあなたは花に　なりましたあなたは空になりましたどこまでも広がってただいちめん　無垢なだけのあなたは空に　なりましたあなたは星になりましたあの澄んだ瞳のようにきらめいて私の居場所を　照らしてくれるあなたは星に　なりましたあなたは　どこにでもいます夜が明ける度に緑が揺れる度にこの両の手に私はあなたの小さな　いのちを感じています...

ノートの３首（5－12）ハートの形

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 機嫌好く日々を送れる筈はないそれでも昨日今日の不機嫌 モネの妻カミーユの死を告げている記事を読みつつ涙は滲…

過去に生きる・その２（再掲載）

過去の思い出だけで生きている未来が見えない私には苦しみだらけの今の私にはそうするしかなくて過去の思い出だけでいのちを　繋いでる誤って　古傷にずぶずぶっと指が入ると血が滴って痛いけど古傷は　そう簡単に治るもんじゃないからべつに　良いそれでも見えない嘘の未来を無理に　語るよりは良い過去に生きる私から見ると2020年　なんてまるで　SF小説の未来みたいに思える行き場をどんどん追われて行く・・・叶わないから　見...

ノートの３首（５－１１）励ますように

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 たっぷりと妻に小言を聞かされて「ありがとさん」と送り出したよ 無駄足だハイビスカスは萎れいて木槿の花は咲い…

きらきら光るのはだれ？

また眠れない頭を抱える　その足元できらきら光るものはなに？生きることが苦しくて身悶えしてる　その足元できらきら光るのは　だれ？お前の　いのち汚れを知らない　お前は雪のように　真白にきらきらきらきら輝きながら　転がっていく小さきいのちがきらきらきらきら転がってこの古い部屋を照らしてくれる何も喋らないのに私を　救ってくれるげんきでどうかずっと　げんきで私のそばに　いておくれお前がいるから私は　生きてい...

ノートの３首（５－１０）古希誕生日

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 くさりかけバナナ一つを食べながら妻の好意を無にしたのかな 枕頭のLEDの灯の明るさは良いが時刻は大きく違う…

歌誌「岡大短歌」８号を読む

歌誌「岡大短歌」８号を読み了えました。

亡骸その２（再掲載）

ちち子の死後体が硬直しないうちに　清拭をしたお湯で濡らしたタオルでその体を拭く度に一切の力が入っていない　その首は右へくたり・・！　左へくたり・・！壊れた　お人形さんみたいだった目が開いたまま　なかなか閉じなくて一生懸命　何度も何度も手で塞いだ愛しい者の体は　魂が抜けても愛しい姿勢を整えて棺に納めてからも離れ難くて　離れ難くて壊れないように　そっと抱っこするとちち子は私の腕にすっぽり入るほど　小さ...

ノートの３首（５－９）閉じられている

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 風が吹きウワッヤッタ！と喜んだ今朝のエアコン不機嫌過ぎて 半年余更新のないブログ記事　コメント欄も閉じられ…

ノートの３首（５－８）お写ん歩

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 腕の毛のおぞましさにはゾッとするわが身ながらも見つめたくない 減塩を目指しながらも梅干しや漬物、佃煮ある夕…

短歌研究会Ａ・第７１回

メンバー３人で、短歌研究会Ａ第７１回を持ちました。

ノートの３首（５－７）それで良かった

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 あ、しもうた、あ、良かったかと、惑ったが投票順はそれで良かった ひと泡を噴かせたのみに引き下がる俺のブログ…

一茶「七番日記」（上）を読む（３）

岩波文庫の一茶「七番日記」（上）より、３回めの紹介をします。

秋の色

ノートの３首（５－６）僕の幸せ

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 学を辞めヴ・ナロードと呟いて町工場へと働きに出た 妻が今朝パソコンを繰る　背後にてタブレット繰る僕の幸せ …

残暑と言っても、もう秋なんですね、七十歳の手習いの俳句を捻ってみようかな　(;^ω^)

ノートの３首（５－５）リタイア組で

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 のんびりとしたコメントに微笑する彼女と僕はリタイア組で 朝がたに耳鳴りでなく初蝉を聞いたけれども昼は鳴かな…

短歌研究会Ｃ・９月歌会

短歌研究会Ｃ・９月歌会が持たれました。

名もなきいのち(再掲載）

長い長い　年月闇の中を　歩いて来た堕胎された胎児やケモノの死骸が　流れる闇の中を私は　いつも胎児の無念を　聞きケモノたちの苦悩を　聞いた惜しまれて菩薩のように語られ手厚く　葬られるいのちとは　対照的に無名な誰も気づかない死んだ　とさえ呼ばれないただ　「始末された」いのちの声を「始末」され「処理」されたいのちの　声は余りにも　微かで主張をしないのが　特徴でだけど私は手厚く葬られる　いのちより無名な　...

涙腺のネジが摩耗していて、涙の調整ができません、涙が簡単にポロリ　　(;^ω^)

ノートの３首（５－４）喜びである

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 ボールペンをふいと見つけたこの事は今日一番の喜びである 一ヶ月ぶりの戴冠　ランキング短歌サイトに感慨がない…