詩歌

ノートの５首（３-２）深あい訳が

　昨日に続き、歌稿ノートより、５首をアップします。 今日はまたWi-Fiを切ったままだった契約の一ギガを越えるか 念願というより悲願かの人の昇級願う短歌結社に…

総合歌誌「短歌往来」９月号を読む

総合歌誌「短歌往来」Kindle Unlimited版を、ほぼ読み了えました。

苦しみの中にあっても（再掲載）

苦しみが　つづくと人の心は　歪んで行く他人を羨み　世間を恨み自分がいかに無価値かを主張することでますます自らを　貶める苦しみは世間のせいじゃない自分が無価値だと主張することに一体何の　意味がある？苦しみに　歪んだ心は本来の　いのちの在りようまで自らの手で　もみ消してしまうそして　ますます歪んで行く悪循環に陥る私もきっと歪んでいるのだろうでも　これ以上歪みの悪循環にはまりたくないたとえどんなに苦しく...

ノートの５首（３-１）グラとあるメモ

　８月２６日以来の、ノートの５首に戻って、（３-１）のアップです。 寝不足も眠り足りたの感覚もなくて目覚める短い眠り Wi-Fiを切ったスマホで一日を過ごして…

一茶「七番日記」（上）を読む（２）

一茶「七番日記」（上）の２回めの紹介をします。

あなたの空は何色ですか？（再掲載）

「お金では決して買えないものがあるんです」そう言ってその言葉を　お金で売る人「幸せは目には見えないものだから」そう言って豪邸に住んでいる人何でもかんでも消費して得られるものは目に見える　幸せだけお札は確かに魅力的だけど麻薬みたいに心は　蝕まれていくの愛にも夢にもいのちにも値札が　ぶら下がってる現在（いま）私は何を信じたらいい？デパートで　服を選ぶみたいにどれかを選べばそれでいいの？全ては虚構のこの...

歌誌「覇王樹」9月号より、題詠１首・他

　結社歌誌「覇王樹」2020年9月号より、題詠「星」１首を紹介します。 夜を灯し稲架掛けしつつ星空に天の川さえ見わけたものを 　「私の選んだ十首（六月号）」の…

葛原妙子・歌集「鷹の井戸」を読む

葛原妙子・歌集「鷹の井戸」を読み了えました。

歌誌「覇王樹」9月号の歌（２）

　昨日に続き、結社歌誌「覇王樹」2020年9月号より、僕の歌（２）３首をアップします。 階段を降りゆく時に怒りありネピアの空き箱押しつぶしつつ おとうさん今日…

「覇王樹」9月号の歌（１）

　８月２６日に、結社歌誌「覇王樹」２０２０年９月号が届いたので、僕の「グーグルに引く」６首より、（１）３首をアップします。 グーグルで忘れた言葉を見つけだす　…

賽の河原で

朝が怖いまた　昨日と同じ日常に従って　生きるのが心は　賽の河原をうろついているというのにならばべつに寝ていてもいいんだよ日常になんか従わなくても寝ていてもいい日常に逆らってどこかへ旅に出てもいい賽の河原で繰り返し　繰り返し積み石をしてなのに臆病者の私の体は日常に　従う仕事は？そんなの放置したっていい私が仕事をしなくても代わりの誰かがやればいいその程度のものさなのに臆病者の私の体は日常に　従う心は　...

秋を探して高原に行く、確かに、そこまで来ていた秋の風、秋の雲が待っていた　(*^^)v

そっとずっとこの胸に（再掲載）

ひとつ私の大事な　いのちたちふたつあんなにも愛したのに私が失くした　いのちたちみっつ私に　多くを遺してくれたもの言わぬ　いのちたちそれは真昼の寝息だったり夢の中のおしゃべりだったり背中の体温だったり頬つたう涙の熱さだったり強き　いのち弱き　いのちちさき　いのちどの　いのちも宝石より　まばゆい光を放ってた大事な大事な　いのちたちを私は　いつもこの胸にそっとずっと　抱きしめるそっとずっとこの胸に私が　...

詩集絵本“いっしょに”原画展

　詩を基に描いた絵やイラスト。想像力が増してきそうです。 　 　ブログランキングに参加中です...

ノートの５首（２-４）盛り上がりいる

　昨日に続き、歌稿ノートより、５首をアップします。 二階級特進なのか殉職の消防署員、警察官は 忙しなくタブレットを繰る朝にしてのんびりせよと山鳩が啼く 雨の日…

穂村弘・歌集「水中翼船炎上中」を読む

穂村弘・歌集「水中翼船炎上中」を読み了えました。

心には灯を、世界の希望には何よりも打ち勝つできる太陽を、猛暑の季節の夜明けごろ　　(*^^)v

欠如（再掲載）

自分の欠如をおおやけに晒して生きる傷ついても傷ついても自分の欠如を晒しつづけるこの欠如を誰かに埋めてもらうのでなく依存や　支配や幻想で埋めるのではなく欠如は　欠如のままでだって　欠如している私がわたし　なのだからそしたら　きっと欠如した　わたしのままでも世界を　真っ直ぐに見られるはずだから...

ノートの５首（２－３）めんどいが

　昨日に続き、歌稿ノートより、５首をアップします。 飲みおえた朝の薬に思うのは何か足りないサプリが未だだ めんどいが彼女のブログに投票だWi-Fiを切ったまま…

佐佐木定綱・歌集「月を食う」を読む

佐佐木定綱・第１歌集「月を食う」を読み了えました。

ノートの５首（２－２）幸せかなと

　昨日に続き、歌稿ノートより、５首をアップします。 除湿器で妻が乾かす洗い物　文月だけど雨の日多く 夜にまぁ幸せかなと思いつつ頭が疲れ本を読めない 椅子に座り…

総合歌誌「歌壇」９月号を読む

総合歌誌「歌壇」２０２０年９月号を、短歌作品中心に読み了えました。

蝉の遺言

蝉の遺言夏の終わり涙雨私の代理抜ける空秋の兆し...

ノートの５首（２－１）心は足りる

　８月６日以来の、ノートの５首に戻って、（２－１）のアップです。 マイナンバーカード申請、買い物を妻とおえきて心は足りる イヒヒッと下卑た笑いを僕はする今投票…

一茶「七番日記」（上）を読む（１）

小林一茶「七番日記」（上）のい回めの紹介です。

ノートの３首（４－１６）妬みはしない

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 世間での人の幸せ羨むが妬みはしない程々生きて 今夜またカップアイスを掬いおり一日ひとつ食べる勢い ホリエモ…

詩誌「水脈」６８号を読む

贈られた詩誌「水脈」６８号を、読み了えました。

深夜の病棟

母のシモの世話をしながら僅かな彼女の余命を思う臭くもない汚くもない母親のオムツなんてショックでも何でもないひと晩に何十回もオムツを替えた深夜のあの病棟は毎晩なぜか寒かった...

孤独と猫とこの部屋と（再掲載）

孤独と猫と　この部屋と50年以上　生きて来て持ち物はたった それだけ届くメールは広告ばかり訪ねて来るのは勧誘ばかり...

ノートの３首（４－１５）大丈夫だろ

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 梅雨の間をエアコンすれば冷えてくる寒い寒いとリモコンで消す 告知ある十一件のアップデート大丈夫だろ消してし…

山田清吉・詩集「自然生死」を読む

山田清吉・詩集「自然生死」を読み了えました。

夏の行方（再掲載）

寝違えた　右腕が痛む夏の行方は　わからずじまいでこのまま　秋風に　さらされるの？不眠の　心がまた　痛む...

ノートの３首（４－１４）逃げ切った

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 逃げ切った労働時代　職退きて数えてみれば七年近い この頃はイカサマにさえ慣れてきてネット操作のなんて楽しい…

ノートの３首（４－１３）妻は宣う

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 明日は雨だからゆっくり一度だけ眠ってみたい妻は宣う 宣言の通りに妻は爆睡か十時になって起きてはこない 騙さ…

ノートの３首（４－１２）二枚をあてに

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 コロッケの二枚をあてに缶ビール一本を飲む心ほどける ああそうだすべきは違うWi-Fiをきって彼女のブログへ…

ノートの３首（４-１１）更新される

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 アァフゥと溜め息が出る待ち待った彼女のブログ更新される オウットと階段のぼる途中にてひっくり返りそうになる…

短歌研究会Ａ第７０回

橘曙覧記念館にて、短歌研究会Ａ第７０回を持ちました。

声なき叫び

たすけてと声を　出さずに叫ぶ夜わたしの　身代わり蝉の　亡骸...

３句綴ってみました♥

　～今の気持ちを俳句で綴ってみよう！～　  先週末チョットしたことから映画【空母いぶき】と【勝海舟の生涯】を見ました。2019年【空母いぶき】と1990年【勝…

女優魂

朝が　怖い寄りかかれる肩もすがりつける胸もないから孤独に堪えながら近所のおじさんに「おはようございまーす」と言ったら「おーおはよう～！いつも明るいねえ」そう言われて若い頃から変わらない自分の　忌まわしい女優魂を感じる...

「夜明け前希望か失望か夏の朝」、不規則睡眠で夜中に起床、さてどうるかなぁ　(^^)/

夢が刺さる（再掲載）

死にたくなるほど綺麗な　夏空砕けて散るのはわたしの　夢砕けて散ったわたしの夢がこの身に刺さって痛いからいつしか　わたしは夢など　捨てた...

命日ばかり増えていく（再掲載）

なぜ命日ばかりが　増えて行くの？私は　老婆ではないのに命日ばかりが　増えて行くことの悲しみよ私はきっといつも　やがて死者となる人の身近にいるのねまるで死神みたいにね6月23日貴女はまだ私と同じたった29才で飛び降りて　逝った8月16日貴女はまだ私と同じたった10才で　逝った患者さんたちは命日なんて覚えてられないくらいに次々と　逝った必ず　私がいるときに逝った死に化粧を施すことがすっかり上手になった上手になん...

ノートの３首（４-１０）帰る術ない

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 階段を後ろ下がりに掃いてゆく埃がたまり気になる朝は 宝もの藤井聡太に殺害の予告があった異変のあるな 雪の庭…

山田清吉・詩集「土偶」（抄）を読む

山田清吉・詩集「土偶（でこんぼ）」（抄）を読み了えました。

ノートの３首（４-９）何も不満は

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 昨晩に済ませたランク投票か今朝どうしても加点をしない 納得だポイント多くランキング投票は昨夜済ませたらしい…

生きることって（再掲載）

冬の風が　木々を揺らしたり太陽がその手を　長く伸ばしていたり鳥も人も暖を求めて　日なたに集まったり女子高生たちが　笑い合ったり私が　休憩中に煙草を吸いながら猫の死に　まだ泣いていたりどこかで　人が死んだり遠くで誰かが　悲しんだりそういう　日々の営みの連続がもしかしたら　生きることなのかも知れない季節が　巡ったり空が　青かったりそういう　自然の作り出す景色が繰り返されることがもしかしたら生かされるこ...

ノートの３首（４-８）肯定するよ

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 ネットよりプリントをしたカレンダー七月分の一枚さやか バブル期の過ぎ去ったあと僕はなおライトヴァースを肯定…

ノートの３首（４-７）楽しかったよ

　昨日に続き、歌稿ノートより、３首をアップします。 花はすは坂上の池に咲いている婦人とカメラマンと幾人 悶着があったけれども今日ひと日楽しかったよ妻と連れだち…

墓石に問う（再掲載）

おかあさんどうして私を産んだのですか？と墓石に問う答えは返って来ないけど澄みきった冬の空とは正反対の群雲の如き　疑問墓石の冷たさがまだ　遠い春をこの手に　伝えて来るカカッ！とカラスが嘲笑って　ひと鳴き羽ばたいた...