エッセー(エッセイ）

【予告】朝日新聞「ひととき」に掲載されます。

https://ameblo.jp/show-minory/entry-12593323457.html

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よくある説教

　年上から年下への説教に一つのパターンがあります。それはこういうものです。 　昔は今よりＸＸだった。だから君らは恵まれている。ぜいたくだ。甘えるな。文句を言うな。感謝しろ。 　昔からこの手の説教には、反論しづらいものの、何か釈然としないものを感じていま

夜の散歩

　STAY　HOME　と言われているご時世でも、健康のため続けているのが、夜の散歩です。ある程度疲れないと、不眠に苦しむというのも、大きな理由です。　もう１０年近く、時間のあるときしています。コースはだいたい決まっていて、住宅地や公園など３０分くらい歩きます。

人の立場に立つ訓練

　新型コロナの感染者やその家族、あるいは感染しているのではないかと疑われている人に対する差別や嫌がらせのニュース・・・。　こういうことが起きるのは、人の立場に立って、人がどう感じるかを想像しないことが原因の一つではないかと思うんですけどね。　感染した

思いついたこと思いついた順に書くぞ日記

このブログもすっかり短篇小説だらけになっているが、そもそもは日記を書くためにはじめたような気がする。音楽や『M-1』のレビューを書くためだったかもしれない。いずれにしろ、小説ブログになるはずじゃあなかった。だがそれはそれでいい。むしろ小説のほうが書きやすくなってきている節もある。しかしフィクションだらけだと窮屈な感じもして、「書いている人の顔が見えない」とか言われそうだ。ときどきそう思わないでもない。実際に言われたこともある。だからたまには、思ったことをダラダラと日記のように書いてみたい。かといって、じゃあ短篇小説はそんなにキッチリ書いているのかと言われれば、そんなことは全然ない。思ったことを…

そりゃ無理です

　「うちの会社から絶対感染者を出すな」と言っている社長さんがいるとかいないとか・・・。 　でも、「絶対」なんて、相当気をつけている人でも感染してしまうんですから、無理な注文ですよね。そもそも自分がかかったときはどうするんでしょうか。　そのような雰囲気の

自宅待機の意味

　湘南海岸・三浦半島・鎌倉が、週末けっこうな人出だったそうで・・・。　確かに自然の中で一家族ぐらいが遊んでも、何の危険もありません。ですが、皆がそう思って出かけると、集団が出来て、感染が始まってしまうんですよね。ですから、「家にいてくれ」と言われている

篠田節子著『夏の災厄』を読んで

非常時に役立たなくても

　新型コロナ感染拡大・・・。今は非常時ですね。　そして、非常時に人の真価が分るといった意見があちこちで見られます。　確かに、非常時に逃げ出したり、八つ当たりしたり、自分だけ助かろうとしたり、そういったことをやった人の株は暴落します。「あんな人だとは思

自粛の日々につづる800字エッセイ：「送迎ドライブで見つけたもの」

三年寝太郎、夢もうつつも夢ならば

「おいでませ。山口へ！」今度は、ガタンという揺れとざわめきで目が覚めました。（ん？また夢の続きか？あれっ？けど、どっかで見たような…？）「おいでませ。山口へ！」と書かれた幟がはためいていました。夢では、どうやらここはバスの中。窓の外には田畑

みんなのために

　職場では進んでみんなのためになることをやる人は印象がいいですね。 　例えば、離れたところで鳴っている電話に率先して出る。訪問者が入り口に現れたら駆けつけて応対する。本やファイルが出しっ放しになっていたら片付ける。掃除機やシュレッダーのたまっているゴミを

自粛の日々につづる800字エッセイ：「CanCam創刊号が見つかった」

口を封じるよりも

　このところ羽鳥さんのモーニングショーで、コロナをめぐって親政府と反政府の立場の人が激論する場面が続いています。　ネットでは親政府の人の意見に対する批判が強く、私もある程度同感です。 　ただ気になるのが、「この人出るな」「やめろ」という意見です。 　

エッセイの書き方のコツ（33）：こんな時こそエッセイを書こう！

ネガティブの長所と役割

　新型コロナに感染した有名人が、「まさか自分がかかるとは思っていなかった」と述べていました。それを聞いて、つくづく私とは性格が違うなと感じました。私なんかは、いつ自分がかかるかと心配しながら暮らしていますけどね。　大ざっぱに分けますと、その有名人は楽観

自粛より命令してくれ

　コロナに感染するので、いわゆる「３密」を避け、歓楽街に行くのを控えるようにと知事からの要請があったのに、飲み屋やパチンコ屋に繰り出す人々・・・。テレビで見ていますと、そういう人たちには色々な言い訳があるようですが、一番印象に残ったのが・・・　「自粛で